10代の心を掴む!『透明なルール』が新文学賞で快挙、著者の最新作にも注目集まる
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KADOKAWAから出版された佐藤いつ子氏の小説『透明なルール』が、10代へ贈る新たな文学賞「未来屋アオハル文学賞」で4位に入賞した。この賞は、未来屋書店の児童書アドバイザーが「10代に今、読んでほしい」と推薦する書籍を選定するもので、『透明なルール』の評価の高さを示している。
本作は、SNSでの同調圧力や現代の子どもたちの生きづらさを繊細に描いた物語だ。主人公の中学2年生・優希が、周囲の目を気にして本音を隠しながら生活する姿を通じて、現代社会の問題を浮き彫りにしている。発売後、多くのメディアで取り上げられ、2025年の中学入試で物語文として採用されるなど、大きな反響を呼んでいる。
著者の佐藤いつ子氏は、「同調圧力」「ブラック校則」「不登校」といった社会問題を織り込んだヤングアダルト小説の新たな金字塔を打ち立てたと評されている。教育関係者からも注目を集める佐藤氏の筆力が、読者の心を掴んでいるようだ。
さらに、佐藤氏の最新作『わたしのbe 書くたび、生まれる』が2025年9月26日に発売されることも発表された。朝日中高生新聞での連載を単行本化したこの作品では、「ルッキズム」をテーマに据え、容姿に自信がない高校生の成長を描く。『透明なルール』で社会問題に切り込んだ佐藤氏が、今度はどのような物語を紡ぎ出すのか、期待が高まっている。
両作品とも、現代の若者が直面する問題に真摯に向き合い、読者に勇気を与える内容となっている。佐藤いつ子氏の作品は、単なる物語以上の価値を持ち、社会に一石を投じる力を秘めているといえるだろう。今後も、彼女の作品が多くの読者の心に響き、社会に新たな視点をもたらすことが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000017300.000007006.html