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岡山の小さな集落発、世界へ挑む!「点々」がPOTLUCK AWARDでグランプリ獲得

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報道発表
POTLUCK AWARD 2025の様子(プレスリリースより)

岡山県西粟倉村の小さな集落から世界へ挑戦する「株式会社点々」が、地域経済の未来を担う取り組みを表彰する「POTLUCK AWARD 2025」でグランプリを受賞した。20世帯40人という小規模な地域から生まれた「マイクロエリアブランド」が、全国100件以上の応募の中から頂点に立つ快挙を成し遂げた。

点々の取り組みは「養鶏から始まる地域の資源循環と風景づくり」をコンセプトに掲げている。一般的な平飼いの5倍もの広さで純国産鶏を飼育し、地域の未利用資源を鶏の餌として活用。野菜くずや規格外の米、草刈りで出た青草など、これまで捨てられていたものが鶏を通じて循環する仕組みを構築した。

この独自の資源循環モデルは、審査員から「まさにPOTLUCK的である」と高く評価された。点々の取締役である羽田知弘氏は「小さな取り組みがPOTLUCK AWARDをきっかけに全国へと広がっていけば嬉しい」と語り、地方発のイノベーションに対する期待を示した。

点々は岡山県西粟倉村知社地区を拠点に、農・食・宿を通じて地域の豊かさを守り、未来につなぐ風景づくりをミッションとしている。ブランディング会社nottuo Inc.の鈴木宏平氏と合同会社セリフの羽田知弘氏が共同で創業し、生産から販売までを一貫して行う新しい形の地域ブランド企業として注目を集めている。

今回の受賞を機に、点々は「里山ブランド」としてのグローバル展開を視野に入れている。インバウンド・アウトバウンド双方を見据えた価値発信を行い、日本の地方の魅力を世界に伝える役割を担っていく。

地方創生が叫ばれる中、点々の取り組みは小規模地域でも世界に通用するブランドを作り出せることを証明した。今後、この「マイクロエリアブランド」モデルが他の地域にも波及し、日本の地方経済に新たな可能性をもたらすことが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000145742.html