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デジタルで塗り絵をやってみなイカ?

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地面を塗って塗って、塗りまくる……。インクを塗り広げていくことで自チームを勝利へ導くゲーム「スプラトゥーン」最新作が大流行している今、“塗り”がアツい! “塗る”と言えば、昨今、いろいろな形で塗り絵(コロリアージュ)コンテストが増えつつあるのはご存じでしょうか。子どもの遊びとしてだけでなく、お絵かきよりも挑戦しやすい大人の趣味として、ひそかなブームがおこっている塗り絵。最近では脳トレやストレス発散になることでも注目されています。

しかし、いざ始めてみようと思ってもイチから画材をそろえるとなると、なんとなく億劫。途中で飽きてしまったら、買いそろえた道具は無駄になってしまう。そんなことを考えてしまって、なかなか一歩が踏み出せない………そんなあなたにおすすめしたいのが無料で取得できる「お絵かきアプリ」。今、まさに手にしているスマホやPCが、立派なアトリエに早変わりです! まずは簡単に、手軽に“デジタル”で塗り絵をはじめてみませんか。

“デジタル“って難しいんでしょ?

“デジタル”とは、スマホやPCのアプリを使って描画や色塗りを行うこと。イラストコンテストなどの応募要項で“アナログ・デジタル不問“や”デジタルOK“など、デジタルという言葉が使われるのも今は一般的となりました。そんなデジタル塗り、一見難しそうなイメージがあるのですが、実はそんなことはありません。むしろ、私のような「はみ出さずに塗るのが苦手」「色を作るのが苦手」といった、塗り絵に苦手意識がある人ほど、デジタル塗りはオススメなのです!

その理由は、デジタル塗りはワンクリックでアンドゥできるからなんです。紙に色をのせたとき、「あ、濃すぎる!」とか「塗る場所をまちがえた!」という、みんなやりがちなうっかりミスを、クリックひとつでなかったことに。画材や紙を無駄にする心配なく、何度もトライアル&エラーを繰り返せることは、デジタル塗り絵最大の利点だと思います。

また、使ってみたい画材が簡単に手に入ることもメリットのひとつ。デジタルといえばアニメのようなハッキリした色使いのイメージがありますが、実際は水彩やアクリル、油彩、パステル調など、いろいろな表現が可能なんですよ。

まずは無料アプリから始めてみよう

デジタルに挑戦してみたいけど、有料アプリを購入するのはハードルが高い……そんなあなたにオススメなのが、無料でダウンロードできるお絵かきアプリ「アイビスペイント」とメディバンペイントです! お絵かきアプリのなかでも圧倒的な支持を誇る2つのアプリは、どちらとも高価なパソコン用お絵かきソフトの同じレベル機能がたくさん使える優れもの。筆やペン、鉛筆など、リアルな質感のブラシや、ぼかしやグラデーションを入れるフィルタなど、できないことはないといっても過言ではないくらい数多くのツールが用意されています。

こちらはアイビスペイントの画面。スプラトゥーンの武器”プロモデラー”でもおなじみのエアブラシ、“ホクサイ”みたいな平筆、“パブロ”みたいな細めの線の筆まで、ブラシのサイズはもちろん、種類まで持ちかえることなく簡単に変更できちゃいます。

エアブラシや水彩、色鉛筆を使って塗ってみました。どれも初心者の5分クオリティですが、タッチや質感の違いはわかるでしょうか……?

またアイビスペイントには、テイストを指定して自動で塗ってもらうこともできる機能も。

こちらは、自動でレリーフっぽくしてもらいました。私は下塗りしかしてません。

ほかにも、こういった貼るだけの素材も。わかりやすく和柄を貼ってみましたが、このような定番柄だけでなく、複雑な背景やテクスチャ(絵の質感を変える素材)などまであり、カラー・モノトーン問わず種類も豊富。使用できる素材の数や種類以外、ふたつのアプリに大きな違いはないので、ご自身のデバイスで操作しやすい方をチョイスするとよいでしょう。

デジタル塗りに欠かせない「レイヤー」とは?

デジタル塗り絵で最初に理解すべき用語は「レイヤー」です。「レイヤー」とは、直訳すれば「層」という意味。お絵かきアプリでの意味としては「透明な紙」だと思うのが一番わかりやすいかもしれません。透明な紙を層状に何枚も重ねて、1枚のアートを完成させていく、そんなイメージです。どんなお絵かきアプリでもこの「レイヤー」を分けて、色を塗っていくのが基本となります。

たとえば、こちらの画像。リンゴの線画(レイヤー1)をベースにして、その上にレイヤー2を作成し、青色に塗りました。このように分けるとレイヤー1の線画自体には色はつきませんから、何度でも上に新しくレイヤーを作って塗り直すことが可能です。

今度はさらに、その上にレイヤー3とレイヤー4を重ねてみます。ちなみにこの3と4、まったく同じ赤色を半分ずつ塗って重ねているのですが、3を重ねたほうは赤で4を重ねたほうは紫になっていることがわかりますよね。これは重ねるモードを変更することによって、下の色(今の場合はレイヤー2の青色です)を混ぜるか混ぜないかを選ぶことができます。ちなみに3は通常、4は乗算と呼ばれる合成方法です。ほかにも発光させたり柔らかい印象を加えたりなど、さまざまな種類のレイヤーがありますので、いろいろ試して、好みの風合いになるまで調節してみてくださいね!

ほかにもデジタルならではの機能としては、線画を自動で認識し、指定した範囲を一括で塗れる(消せる)「塗りつぶし機能」、また下塗りからはみ出すことなく塗り重ねることができる「クリッピング機能」などが便利です。どんなお絵かきアプリにもありますので、まずそのあたりから各アプリの説明を読めば、ストレスなく始められるかもしれません。慣れるまでは少し難しく感じることもあると思いますが、コツコツ楽しくデジタル塗り絵をマスターして、ぜひコンテストに応募してみましょう!

あみこ

三度の飯よりゲームが好きな公募情報ライター。ソシャゲのスタミナ消費に追われながら、最近公募に目覚めた娘のチャレンジを応援する日々を送っている。

 

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