昆虫食はコオロギが人気!? 味や栄養素のほか、注目のレシピコンテストを紹介!
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今回で3回目となる「コオロギレシピグランプリ」が2022年も開催! 近年、栄養価が高く環境への負荷も少ないことから食用コオロギが注目を集めています。さまざまな昆虫がいるなかで、なぜ食用コオロギへの期待が高まっているのか、コオロギの味や栄養素なども踏まえて紹介していきます。
- もくじ
- 1. なぜコオロギ?
- 2. コオロギの味と栄養素
- 3. コオロギの美味しい食べ方
なぜコオロギ?
2050年、世界の人口は約100億人に迫るといわれています。そこで浮かび上がってくる問題が、世界の「食料危機」です。
このような背景を踏まえ、国際連合食糧農業機関(FAO)は2013年に「昆虫が今後の食糧になり得る」というレポートを発表しました。
食用コオロギは牛や豚などの家畜を飼育する場合に比べ、エサや水の量、エサを消化する過程で発生する温室効果ガスの排出量が格段に少なく済む、地球環境への負荷が少ない食料です。また、栄養価の高さにおいても優秀で、必須アミノ酸や不飽和脂肪酸、食物繊維や鉄分、カルシウムが豊富に含まれる、まさに「スーパーフード」なのです。
また、全世界で700店舗を構える「無印良品」は、2020年から徳島大学と連携してコオロギ粉末入りのチョコレート菓子とせんべいを開発。2023年末までに生産能力を約6倍に増強すると公表するほど、ニーズは高まり続けています。
<参照>
国連食糧農業機関(FAO)「Forest products critical to fight hunger - including insects」
内閣府 食品安全委員会「国際連合食糧農業機関(FAO)、食品及び飼料における昆虫類の役割に注目した報告書を公表」
無印良品「コオロギが地球を救う?」
コオロギの味と栄養素
コオロギが食料危機を救う食材とは言え、気になるのはその味ではないでしょうか。食用コオロギは、香ばしさのあるエビのような風味が特徴で、ナッツの味に似ています。
そして、注目すべきは、コオロギの栄養価の高さ。コオロギをパウダー状にすると100gあたり、約70gのタンパク質を含んでいるため、一般的なプロテインパウダーに匹敵するほどです。その他の栄養価では、必須アミノ酸や不飽和脂肪酸、食物繊維や鉄分、カルシウムも豊富に含まれています。
ただし、2021年10月時点で昆虫は「特定原材料」に指定されていませんが、コオロギを含む昆虫にはトロポミオシンというアレルゲンが含まれています。このトロポミオシンは甲殻類(エビ・カニ)にも含まれるもので、甲殻類アレルギーを持っている方は注意が必要です。
コオロギの美味しい食べ方
タイをはじめとした東南アジア諸国では、食用コオロギを唐揚げにするなどしてそのままの形状で食べることもありますが、欧米各国や日本ではパウダーにして調理するのがほとんどです。
コオロギパウダーは多彩なレシピにアレンジして気軽に取り入れ、料理に加えることで簡単に栄養価を上げることが可能です。
ただし、栄養価が高いからと多めに使用すると、ザラつきやコオロギの味が強く出てしまったり、料理が黒くなってしまったりするので、とろみをつけるなど食感を活かしたレシピで美味しく食べられる工夫をしたいですね。
これまでの「コオロギレシピグランプリ」でも、多彩なレシピが応募されました。受賞したレシピ案をご紹介しますので、ぜひいつもの食事に取り入れてみてください。
■2021年グランプリレシピ
トロトロでのど越しが良く、コオロギの旨みがたっぷり!
■2020年インフルエンサー賞
コオロギパウダーを加えてタンパク質をさらにアップ。小麦粉やパン粉の代わりにおからパウダーを使い糖質を抑え、オリーブオイルで揚げることでダイエット効果も!
●賞:グランプリ(1名)トップページビュー賞(1名)ベストインフルエンサー賞(1名)スポンサー賞(多数)
●参加申込締切:2022年8月15日(月)
●レシピ応募締切:2022年8月31日(水)
記事:公募ガイド編集部
出典:https://plusmirai.com/recipe-gp/
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