初めての料理で、感じた気持ち。「弁当の日おいしい記憶のエピソード募集」
株式会社共同通信社では、小中学生を対象に、弁当作りや料理に取り組んだ体験をもとした作文と、その写真または絵を募集しています。応募期間は2022年9月1日〜2022年11月30日。文部科学大臣賞には、図書カード2万円分が贈られます。あなたの「おいしい記憶」を形にしましょう!
子どもが作る「弁当の日」って?
「弁当の日」とは、子どもが自分で献立、買い出し、調理、弁当箱詰め、片付けまでを行う日のことです。2001年、香川県の小学校で校長である竹下和男氏がスタートさせた食育実践で、現在では全国に広がり、2000校を超える学校で行われています。
この取り組みは、弁当を自分で作ることで、子どもたちの自立できる環境を、保護者、教師、地域ぐるみで作ることを目的として始まりました。本来、保護者の仕事である「食事作り」を自分でやってみることは、大人になる準備をすることにも繋がります。栄養のバランスや彩りなど、弁当作りには工夫のしどころがたくさんあります。もちろん、自分の「好き!」をつめこんだスペシャルな弁当にすることもできます。弁当作りを通して、大人への第一歩を踏み出してみませんか。
今回の公募はこの弁当の日に限らず、弁当作りや料理に取り組んだ自分の体験にちなんだ作文と絵や写真を募集しています。普段より時間のある夏休み、初めての料理に挑戦してみてはいかがでしょうか?
料理して初めて、気づけたこと
ここで過去受賞作を見てみましょう。
2021年度「弁当の日賞」に選ばれたのは、自分で育てた野菜を使って父親に弁当を作った、小学6年生の「命とお弁当」という作品。弁当を食べた父親から「美味しかった」と言われたよろこびや、いつも料理を作ってくれる母親への感謝の気持ち、「食べ物には命があり、その命を食べさせてもらっているということ」を学んだ経験が素直な言葉で語られています。
そのほかにも、コロナ禍でなかなか富山の家に帰れないお父さんに、弁当を作って送っている小学校1年生の心温まる作品や、体調を崩した叔父さんに栄養満点の弁当を作ってあげた中学2年生の作品などがあります。弁当作りや料理を通して、初めて気づいたことや、誰かを想う気持ちに溢れた作品が見れる受賞作品集は、主催者WEBサイトからも閲覧できます。
いつもは保護者が作ってくれる料理や弁当を、自分で作り、保護者に贈ってみるのもいいかもしれません。作っている時に感じたことを書き留めて、絵や写真と共に教えてください。
森野たぬき
チョコレートが大好きな公募情報ライター。児童文学や童話の公募を見ると目が輝いてしまう。趣味はクラリネット。
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