ウロコの数って何枚か知ってる?「第41回『海とさかな』自由研究・作品コンクール」
朝日新聞社と朝日学生新聞社が主催する「第41回『海とさかな』自由研究・作品コンクール」では、「海とさかなとわたしたち」をテーマとした小学生の観察図や自由研究、また絵画、作文、工作を募集しています。最優秀賞受賞者には賞状・盾と副賞として5万円分の図書カードが贈られ、千葉県浦安市のテーマパークに招待されます。締切は2022年9月30日です。
小学生の子どもたちが作品づくりを通し、海の豊かさや海洋生物の不思議な生態、日本の魚食文化のすばらしさに気づくきっかけになることを願う本公募。募集するジャンルは自由研究と観察図のほか、絵画・工作・作文の5分野。あなたの個性を生かし、得意なジャンルで応募できます。
研究や創作のヒントは、あなたのまわりにある!
あなたは週にどれくらい魚を食べますか? 海は好きですか? 海と魚は、わたしたちの暮らしと深くつながっています。それらについて、なぜ? どうして? と感じたことを表現してみましょう。海と魚の不思議やその美しさを表現するのもいいですね!
研究部門では自由研究、観察図。創作部門では作文、工作、絵画の作品を募集しています。作品づくりを通し、SDGs(持続可能な開発目標)のひとつである「海の豊かさを守ろう」について学ぶこともできますよ。
本公募の審査委員長を務める葛西臨海水族園の副園長である坂本和弘氏は、研究や作品づくりのヒントを教えてくれています。
みなさんの毎日の暮らしのできごと、たとえば「おじいちゃんのところに遊びに行って、早朝に漁港を散歩した」「水族館で魚がえさを食べる瞬間を見た」「お母さんが美味しい魚料理を作ってくれたので自分も試してみた」など、身近なところに研究のきっかけや創作のヒントが隠れています。
専門家も驚くような研究やすごい技術で作った創作を目指さなくていいのです。自分が見つけた不思議なこと、素敵な風景やきれいな生き物だと感じたこと、それをお友達にも知らせたいなと思うことが大切です。みなさんの作品や研究をみたお友達が海や海の生き物を大切に考えてくれることにつながり、それが豊かな海の恵みをいつまでも受けつづけられるような地球環境すら守ることになるかもしれません。
今年も素敵な作品、研究に出会えることを審査員一同、楽しみに待っています。
(出典:海とさかな」自由研究・作品コンクール」https://www.umitosakana.com/concours/)
応募作品は、みんなを驚かせるようなむずかしい研究や、ハイレベルな作品でなくてもいいそうです。身近なところで感じたものを、だれかに伝えようという気持ちで作品をつくってみましょう。
また、沖縄県美ら海水族館の現役スタッフの方々の動画をご紹介します。作品づくりのヒントとして、ぜひご覧ください。
心がワクワクする作品をつくろう!
あなたの得意なこと、強みはなんでしょうか? 海とさかなに関することを、あなたが好きな形で表現しましょう! ここで、作品づくりのジャンル選びや創作の参考に、前回の入賞作品をご紹介します。
前回農林水産大臣賞 研究部門
「もっとつりたい!もっと知りたい!クロソイ(観察図)
クロソイという1匹の魚をよく観察した作品です。単色で描かれたクロソイが目を惹きますね。
前回農林水産大臣賞 創作部門
「海とさかな(底引網について)(工作)」
思わず、わぁすごいという言葉をもらしてしまうほど壮大なスケールの作品です。底引網の様子がわかりやすく表現されています。
前回文部科学大臣賞 研究部門
「ぼくとうなぎの3年間 多尾飼育を考える(自由研究)」
小学校2年生のとき、うなぎを食べたことをきっかけにうなぎを飼育し始めたそう。3年も研究し続けるというのはすごいですね。
前回文部科学大臣賞 創作部門
「祖父の宝もの―地島の海―(作文)」
この作品は、亡くなったおじいちゃんの日記をまとめた作品だそう。おじいちゃんの仕事への姿勢に感動したことで作品づくりを始めたといいます。天国のおじいちゃんもきっと喜んでいることでしょうね。
また、本公募の事務局の担当者の方から小学生のみんなへメッセージをいただきました。
ウロコの数は何枚あるのか? どうやったら上手にカニを育てられるのか? みなさんが「なぜ」「どうしてだろう?」と不思議に思ったことをもとに、まずはじっくりと生き物を観察してください。観察から生まれる発見を作品に表現してもらえたらと思います。
応募は、個人や学校、学級、絵画教室、地域のクラブ、また海外からも可能です。ぜひ夏休みの自由研究として作品をつくってみませんか?
●主催:朝日新聞社、朝日学生新聞社
●賞:最優秀賞16点=賞状・盾、図書カード5千円分、千葉県浦安市のテーマパークへ招待
●締切:2022年9月30日(金)
いろは
毎日、ワクワクする。そんな公募情報で、みんなの“いつも”を底上げしたいライター。ASD・ADHD・LDの子ども2人と、たくさんの人に支えられながら今日を生きている。
出典:https://www.umitosakana.com/guide/
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