映像で、世界が変わる!「国際平和映像祭(UFPFF)」
一般社団法人国際平和映像祭が開催する「国際平和映像祭(UFPFF)」では、学生の映像作品を募集しています。エントリー締切は2022年7月21日。グランプリ作品には賞金10万円が贈られます。平和やSDGsをテーマとした5分以内の映像を待っています!
映像から、つながろう
「言葉がなくても、映像なら伝えられることがある」「街中に流れる電子広告や、ふとつけたテレビから流れる映像に思わず魅了され心を揺さぶられた」。あなたにもそんな経験がありませんか? 映像は言葉で理解するよりも早く、一瞬で心の奥深くまで響く。そんな力があるような気がします。国境を超えて「いいね!」やフォロワーがつくYouTubeやTikTokなどの流行は、まさにこのことを証明しているといえるでしょう。
国連が定めた9月21日の国際平和デー、通称ピースデーに合わせ毎年開催される国際平和映像祭は、平和をテーマにした映像祭。第12回目となる今回は、9月18日に長崎市の長崎原爆資料館ホールで開催される予定です。あなたの映像が世界中に届けられる機会です。学生の皆さん、この映像祭を通し、世界にあなたが考える平和を発信してみましょう。
映像で、世界に平和を
多くの犠牲者を出しているロシアとウクライナの戦争は、まだ終わりが見えません。こんなときだからこそ、これからの未来を支える世界中の若者が映像によって互いを知り、国境を越えてつながることはこれまで以上の価値を持ちます。そのつながりが、傷つけ合うことのない平和的解決を目指していく第一歩となることでしょう。
本展では、過去にどのような作品が入賞したのでしょうか? 前回は、監督自身が主人公となった作品や、戦争の実体験を語る人々の映像だけでなく、アニメーション作品も多く入賞しています。ファイナリストを見ると、イラン、ナイジェリア、中国、アメリカ、フランス、日本と、世界各国から応募があることもわかります。ここで、過去の入賞作品をご紹介しましょう。
前回グランプリ「ブラック・フューチャーズ」
日本よりも学生や若者がデモに参加することが身近なアメリカ。ブラック・ライブズ・マターは、黒人に対する暴力と組織的人種差別に反対する抗議運動です。白人警察官がジョージ・フロイドさんの首を圧迫したことによって死亡したことを機に、この運動はさらに広がったといわれています。
しかし、主人公はこのデモに参加しようとしたときに母親からその危険性を指摘されます。主人公のことをとても大切に愛し、また自身にとって影響力がある存在からの言葉を受けて始まった自己との対話。本作では、自分の未来のためにどう行動すべきか、答えのない答えを求め葛藤する姿が映像という手法によって見事に表現されています。自身の在り方を模索するという姿が、平和へ向かうために避けることのできない問いを投げかけてくれています。
前回準グランプリ「75年前の僕ら」
国のために、自分の身を投げ出すことが当たり前だった時代。75年前、子供時代を戦争の中で過ごした10人がリアルな戦争体験を語る本作品。国や社会を疑うこともできず、思考と発言の自由も奪われてきたという恐ろしい実体験は、今後の世界平和のためには語り継がれていかなければならないのかもしれません。同時に、昔と違い、現代の日本は、多くの情報が手に入り、自由に発信できる時代。私たちがそれらをどう扱うのかはとても重要な課題です。本作は、どのように平和を維持する社会を作っていくべきなのかを真に考えるきっかけを与えてくれます。
世界には、今も怯えながら生きている人がたくさんいます。あなたの映像が世界を平和に導くひとつの力となります。自分と世界の未来のためにコンテストに参加しましょう!
いろは
毎日、ワクワクする。そんな公募情報で、みんなの“いつも”を底上げしたいライター。ASD・ADHD・LDの子ども2人と、たくさんの人に支えられながら今日を生きている。
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