挑め、若き映像クリエイター!「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022作品募集」
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭では、世界中から長編作品を募る国際コンペティションと、長編・短編2部門で行われる国内コンペティションで映画作品を募集しています。主催は、埼玉県、川口市、同映画祭実行委員会ほか。締切は2022年3月1日。ノミネート作品は映画祭期間中に上映され、著名な映画人による審査委員会に見てもらえます!
受賞監督は世界で大活躍!
デジタルで撮影・制作された作品のみにフォーカスし、埼玉県川口市で開催を重ねてきたこちらのコンテスト。今年も世界中からエンターテインメント性と新たな表現の可能性を感じる映画作品を募り、最優秀作品賞やSKIPシティアワードなどを授与します!
これまでに上映された作品や受賞した監督の多くは、その後国内外で活躍中☆ 海外作品では、2007年に『うつろいの季節(とき)』で長編部門(国際コンペティション)最優秀作品賞を受賞したヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が『スリー・モンキーズ』でカンヌ映画祭監督賞、『昔々、アナトリアで』で同グランプリ、『雪の轍』で同パルムドールと、3作連続で受賞を果たしています。
国内作品では、『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で2009年長編部門(国際コンペティション)SKIPシティアワードを受賞した白石和彌監督が『孤狼の血』、『孤狼の血 LEVEL2』、『凪待ち』などの話題作を手掛け、今や日本映画界のトップランナーとなっています。
そうした若い才能を見出し、チャンスを与えてくれる映画祭。次に世界に羽ばたくのはあなたかも! 映像クリエーターを目指す人は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
国内コンペティションでは史上初の快挙も!
104の国と地域から合計1084本の応募があった前回は、国際コンペティション最優秀作品賞(グランプリ)に『ルッツ』が選ばれました。国内コンペティションでは、『カウンセラー』が短編作品で初めてSKIPシティアワードを受賞。『夜を越える旅』と『リトルサーカス』は優秀作品賞と観客賞のW受賞という快挙を成し遂げました。各作品の内容をご紹介します!
【最優秀作品賞(グランプリ)】『ルッツ』
漁師のジェスマークはある日、自分のルッツ(マルタの伝統的な木造漁船)に穴が空いていることに気づく。折しも、家業としてきた漁業は日に日に厳しさを増していた。妻と生まれたばかりの成長障害のある息子を養うため、彼は決断を迫られていく。
©Léo Lefèvre
【SKIPシティアワード】『カウンセラー』
産休前、最後の出勤日となった心理カウンセラーの真美が帰り支度をしていると、アケミと名乗る女性が予約もなくクリニックにやってくる。相談内容だけ聞くことにした真美だが、彼女の悩みは謎めいていた…。
©DrunkenBird 2020
【優秀作品賞・観客賞(長編部門)】『夜を越える旅』
漫画家志望の春利は、学生時代の友人たちと1泊2日の旅に出る。しかしその最中、応募していた漫画賞の結果を知り自暴自棄になってしまう。そこへ、かつて思いを寄せていた小夜が遅れて参加してくるのだが…。
©夜を越える旅フィルムパートナーズ
【優秀作品賞・観客賞(短編部門)】『リトルサーカス』
カンボジアサーカス発祥の地で、サーカス学校に通うティアラ。コロナの影響で学校は閉鎖され、父親からの仕送りも止まってしまった。仲間たちは学校の再開を信じて自主練習を続けるも、ティアラは働くことを決める。
©Yoshiro Osaka
舞台はさまざまですがどの作品も概要を読んだだけで引き込まれ、展開がとても気になりますね! 主催者HPのアーカイブでは、前回の総括やゲストインタビュー、公式サイトなどを掲載。公式サイトのリンクから前回受賞作品の審査委員コメントなどを見ることができます。こちらも併せてぜひご覧ください。
香山衣美
ライター。公募の入選回数は400回以上。得意分野は川柳や短いエッセイだが、最近はアートや料理公募でも入選している。「公募ライター香山が挑戦!」企画も連載中。
出典:https://www.skipcity-dcf.jp/
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