公募の入口
先日、公募関係でテレビのお話をいただき、力不足は承知の上で出演させていただきました!
内容は、公募の紹介と、芸能人の方々の考えた川柳の添削。
お話をいただいた時は、自分にできることなのか本当に悩みました。
私は評論家ではなく「プレイヤー」であると自覚していたので、誰かの作品に意見するなど恐れ多くてできないと思ったのです。
それに「公募」と一口に言っても、様々な側面があります。
今回は「賞金が稼げる!」と紹介する番組だったため、真剣に文学に取り組まれている方や、長年公募を趣味とされている方に「公募ってそれだけじゃないんだけどな」と残念に思われないかという、懸念もありました。
しかし、番組の方と丁寧な打ち合わせをしていくうちに、公募の楽しさを気軽に知ってもらえる入り口になれたらいいな、という考えに変わっていったのです。
公募は真剣に続ける人がいてもいい、興味を持ったから少しやってみる人がいてもいい。
どのようなタイプの人も受け入れることができる雑誌が、公募ガイドなのではないかと思うのです。
撮影では、さすがプロの方々は面白おかしく話を盛り上げてくださり、不慣れな私でもいろいろと話をさせていただくことができました。
出されたお題に次々とアイディアが浮かぶ姿を見て、芸能人の方々は公募に向いているのではないかと思えたほどです。
毎日、鋭い質問に答え続ける環境にいる方は、公募脳を鍛えられるのかもしれません。
今回の撮影は、私にとって貴重な経験となりました。
普段接することのできない方々と触れ合うことは、大変刺激になります。
初めての経験は、これまでにない新しい感情やひらめきを生むので「迷った時はやるに限る!」と思いました。
何か思い切ったことをやる時には、必ずと言っていいほど自分自身の葛藤や、周囲の賛否両論があるでしょう。
それでも、実際に飛び込んでみると悩んだ以上に得るものが多く、なにより楽しい。
それは人生にも公募にもいい影響を及ぼしてくれるのではないでしょうか。