小・中学生対象!「障がい者福祉」についての作文を募集中です
ただいま、公益財団法人・日本知的障害者福祉協会では、小・中学生を対象に『障がいを持つ方とのふれあい』というテーマの作文を募集中です。「障がい者福祉」というと、むずかしく考えがちですが、誰にでも身近にある問題と言っても過言ではありません。締め切りが9月21日(金)までなので、夏休み中に応募することも可能です。今年の夏は、いつもと違った「学びの夏」にしてみませんか?
過去の受賞作はどのような内容だったのか?
ここでは受賞した2作品の内容を振り返りしてみます。障がいを持つ方との心の交流や、そこから通して気づかされた学びがよく分かる作品です。作文の題材に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。(学年は受賞当時のものを掲載しています)
●第4回 小学生の部 会長賞『おばちゃんから学んだこと』
香川県 高松市立鶴尾小学校2年 大和 明大 さん
(http://www.aigo.or.jp/sakubun/pdf/29sakubun1k1.pdf)
3歳のときに事故で左手と左足が不自由になってしまったおばさんが作者のお母さんの知人にいるそうですが、障がいを持つことで、周囲の人の無理解や心無い言葉に傷つくこともあったそう。その反対に心優しい人との出逢いもあり、頑張って辛いことを乗り越えることができたそうです。また、同時に作者も、おばさんのお話しを聞いて、生きる勇気をもらえたそうです。
心のふれあいを、とても丁寧に描いた作品です。
●第2回 中学生の部 文部科学大臣賞 『今、私達にできること』
山形県 山形市立蔵王第一中学校2年 丸山 秀香 さん
(http://www.aigo.or.jp/sakubun/pdf/27aw5.pdf)
作者の母は特別支援学級の先生をしています。しかし、自分(作者)のことよりも、生徒の授業に熱が入っているのを見て、最初はあまり良い気分ではなかったそうです。しかし、母から学校での出来事を聞いている内に、「特別支援学級」について深く考えていくようになったそうです。
作文の最後に、作者と教師である母からのメッセージが、とても印象的な作品です。
作文はやる気さえあれば書けます!
「作文コンクールに応募したいけれど、なかなか障害を持つ人との交流がない」「ボランティア活動をしてみたいけれど、情報が分からない」とお悩みの方は、まずはお住まいの市町村の「社会福祉協議会」を尋ねてみると良いでしょう。「社会福祉協議会」では、地域のボランティア募集中の福祉施設や、福祉作業所を紹介してくれます。その施設によって内容は異なりますが、主に障がいを持つ方の話し相手や、作業所での活動の補助、夏祭りなどのイベントのお手伝いなどを募集しているようです。
ボランティア活動はもちろん、作文を書くことも、特別に何か資格が必要ということはありません。やる気さえあれば、どなたでも作文を書き上げることはできます。自分の将来の職業を考える良いきっかけになるかもしれませんので、これを機会に「福祉とは何か」を考えてみませんか?
公募情報の詳細はこちら:第5回 全国小・中学生障がい福祉ふれあい作文コンクール
https://www.koubo.co.jp/contest/literature/episode/044830.html
(2018年9月21日〆切)