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公立中高一貫校受検に「公募」を活用しよう!

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Kouboにも季刊「公募ガイド」にも、学生向けの公募は盛りだくさん。学校や塾などの教育現場、お子さんのいるご家庭からも、WEB検索や誌面を活用しているとの声が寄せられています。
特に、昨今注目される公立中高一貫校の受験対策として公募が役に立つかもしれません。本記事ではその理由や活用方法を徹底解説!

 

お子さんやお孫さん、生徒さんが中学受験を予定している方から、中学受験するかどうかわからないけれど興味はある方まで、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

公立中高一貫校ってなに?

コロナ禍での休校やオンライン授業。学びの多様化が進む一方、学習環境に不安を感じたり、よりお子さんに合った環境を求める家庭が増加しつつあります。首都圏の中学受験人口は毎年微増傾向でしたが、2023年は一気に4000人も増加。首都圏模試センターによると約5万2600人が受験し、各学校の倍率も軒並み上昇しました。

 

一方、私立中学に進学すると学費が気になるところ。そこで注目されているのが公立中高一貫校の存在です。

 

公立中高一貫校は、1999年に文部科学省が学校教育法を一部改正して誕生しました。中等教育学校(中学と高校を合わせたもの)または、中学校・高等学校が併設されている形式のため、基本的には高校受験がなく、中高6年間を通じて深く学べるのが特徴です。公立なので、一般的な私立中高一貫校よりも学費自体はかなり抑えられます。
現在、41都道府県に137校あり、国の方針としては今後も増やしていく予定とのこと。居住地域による受験資格を設けている場合もあるので、気になる学校の情報はすみずみまで確認しましょう。

 

中高合同での部活動や委員会活動、文化祭など、多学年で交流できるのも魅力的ですね。

 

参考:

公立中高一貫校適性検査対策テスト https://center-moshi.jp/kouritsu/taisaku/index.html

総務省統計局 22A-Q08 中高一貫教育を行う学校数 https://www.stat.go.jp/library/faq/faq22/faq22a08.html

全国の公立中高一貫教育校一覧(2022年度) https://www.pref.aichi.jp/uploaded/life/391347_1721733_misc.pdf

 

公募と相性バツグン!

公立中高一貫校に入学するには選考があります。けれども、一般的な私立の中学受験とは形式が大きく異なります。

 

まず、入学希望者は「学力を測る試験」を受験するのではなく、「該当の公立中高一貫校への適性を確認する検査」を受検します。「受験」ではなく「受検」という漢字が使われるのは「適性検査」を受けるためです。その「適性検査」は、一般的な4教科のテストとは異なり、数百字の作文、理科の実験結果や社会の資料の読み取りなど、思考力と表現力を試されるものが多いのが特徴です。

 

また、小学校の先生が作成する報告書の提出が必要になるケースがほとんどです。報告書は通知表の成績に基づいて作成され、点数換算されて適性検査の点に加点されます。面接を実施する学校もあります。

 

これらの対策として、公募はぴったり。小学生を対象とした作文の公募はたくさんあります。また、理科の観察や社会問題を調べる公募も役に立ちそうです。読み取る・調べる・書く能力をUPさせましょう。締切に向けて計画立てて取り組むのも、大きな成長につながります。
入賞したら、ぜひ小学校の先生に報告を。その努力を評価してもらえるかもしれません。
 

たとえばこんな公募はいがか?

活用できそうなオススメの公募をいくつかご紹介します!

 

<作文系>
・第18回しょうゆ感想文コンクール(2023年12月1日締切)


・第10回「心に残る給食の思い出」作文コンクール(2023年9月16日締切)

 

<社会科系>
・第20回 小学生のぼうさい探検隊マップコンクール(2023年11月6日締切)


・東京新聞 第20回 新聞切り抜き作品コンクール(2024年1月12日締切)

 

<理科系>
・2023年度サイエンスフォトコンテスト(2023年6月22日締切)


・第11回日仏ロボットデザイン大賞(2023年9月30日締切)

実際の活用例をご紹介

実際に「公募への取り組みが受検に生きた」というお子さんからお話を伺いました。

 

野毛坂グローカル主催「SDGs『誰ひとり取り残さない』小論文コンテスト」に小学生のときに応募して入選したTさんは、受検を経て、現在は公立中高一貫校に通っています。

Tさんは「小学校で習ったことや話し合ったこと、普段の生活から感じたことを作文にすることで、自分の考えをまとめる機会になりました。入賞したことは素直にうれしかった。でもちょっと恥ずかしくて、先生には報告しませんでした」と語ります。

 

公募で入選するとお子さんのやる気もUPしますよね。受検するお子さんも、考え中のお子さんも、楽しくチカラを伸ばすために公募を活用しましょう!

ライター
芦田みどり

公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。

出典:

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