今治発!バリィさんと障がい者アートがコラボ、心温まる一筆箋が誕生
愛媛県今治市のマスコットキャラクター「バリィさん」と障がい者アートのコラボレーションによる新商品が誕生した。第一印刷株式会社と社会福祉法人来島会の協力により、「バリィさん×ダンサーZOO 一筆箋&メッセージカード」が12月18日より発売される。
この商品は、昨年開催された「ほっと・ハート・アートコンテスト」で入賞した長谷部克夫さんの作品「ペンギンズ」をもとに企画された。長谷部さんは知的障がいを持ちながら、社会福祉法人来島会の指定多機能型事業所ふきあげワークスに通う。彼の描く優しいタッチの動物たちと、手書き風に仕上げられたバリィさんのイラストが、温かみのある一筆箋とメッセージカードを生み出した。
第一印刷株式会社の西原孝太郎社長は、「長谷部さんの優しいタッチで描かれた愛くるしい動物たちに、見る人の心を癒す力を感じました」と語る。この商品開発は、障がい者の表現の場を広げ、共生社会の実現に向けた取り組みの一環として位置付けられている。
一方、社会福祉法人来島会の越智清仁理事長は、「多くの皆様にこの商品を手に取っていただき、新たな今治の魅力を感じていただきたい」と期待を寄せる。障がいの有無に関わらず、誰もが自己実現に向けて挑戦できる社会づくりを目指す同法人にとって、今回のコラボレーションは大きな一歩となった。
商品は一筆箋20枚とカード2枚のセットで、価格は550円。バリィさん公式ネットショップや土産物店などで販売される。手書きのメッセージを添えて大切な人に贈る、心温まるコミュニケーションツールとして注目を集めそうだ。
今回の取り組みは、地域企業と福祉施設の連携による新たな可能性を示すものとなった。今後も、障がい者アートを通じた社会貢献や、多様性を尊重する地域づくりの動きが広がることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000154478.html