東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビルで、浮世絵の世界に没入できる体感型デジタルアートミュージアム「動き出す浮世絵展 TOKYO」が開幕した。この展覧会は、最新のデジタル技術を駆使して浮世絵の名作を動かし、鑑賞者を江戸時代へと誘う画期的な試みだ。

今回の東京展では、過去の会場でも人気を博した「雅」エリアの富士山が大型化され、圧倒的な存在感を放っている。さらに、ホロスクリーンと菖蒲で彩られた新展示「麗」エリアも登場し、浮世絵の世界をより深く体感できるようになった。

展示は9つのコンセプトで構成された部屋を巡る形式で、葛飾北斎や歌川広重といった浮世絵師たちの名作300点以上が3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングで再現されている。江戸時代の暮らしや富士山の風景など、江戸文化をわかりやすく解説するエリアも設けられ、浮世絵の魅力を多角的に楽しむことができる。

「動き出す浮世絵展」は、これまでに名古屋、ミラノ、鹿児島と国内外で大好評を博してきた。時代を超えた美が最新技術で息を吹き返し、まるで浮世絵の中に入り込んだような感覚を味わえると、多くの来場者を魅了している。

開催期間は2024年12月21日から2025年3月31日まで。チケットは大人2,700円、子供1,200円、学生1,900円、シニア2,300円。さらに、着物で来場すると100円引きになるキャンペーンも実施中だ。

日本文化の粋を集めた浮世絵の世界。その魅力を最新技術で体感できる「動き出す浮世絵展 TOKYO」は、アート好きはもちろん、デジタル技術に興味がある人、日本文化を深く知りたい人にとっても、見逃せない展覧会となっている。この冬、江戸の世界に没入する贅沢な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000641.000014948.html