考古学者の意外な日常!発掘よりも会議?新刊で明かされる驚きの実態
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考古学者といえば、遺跡を発掘し、古代の謎を解き明かすロマンあふれる職業というイメージがある。しかし、実際の日常はそれとはかけ離れているようだ。ポプラ社から2025年2月13日に発売される『考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常』では、3人の現役考古学者が驚きの実態を明かしている。
本書によると、考古学者の日常は意外にも発掘調査以外の仕事で埋め尽くされているという。膨大な会議や事務作業、大学での授業、さらには学生の進路相談まで、多忙を極める日々が続くそうだ。発掘調査に出かける機会は意外と少なく、出かけたとしても「弾丸ツアー」のような慌ただしさだという。
しかし、そんな中でも考古学者ならではの面白エピソードには事欠かない。エジプトでのラクダの帰宅ラッシュや、ジャングルで黒い物体に追われた経験など、読者を引き込む興味深い話が満載だ。
著者の一人、大城道則氏は「エジプト人を相手にアラビア語を話してみる」「世界各地の博物館・美術館をダッシュで梯子する」など、ユーモアを交えながら多忙な日常を描写。角道亮介氏は「発掘現場に休日は来ない」と、考古学者の仕事の厳しさを伝える。青山和夫氏はグアテマラの遺跡での体験や、石器研究に没頭する日々を綴っている。
本書は、考古学者という職業の実態を知ることができるだけでなく、彼らの情熱や苦労、そして仕事の面白さを感じ取ることができる一冊となっている。考古学に興味がある人はもちろん、働き方や職業観に関心がある人にもおすすめの読み物だ。
なお、本書の前作『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』も好評を博しており、テレビやWEBメディアで多数紹介されたという。考古学者の知られざる一面を知りたい方は、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000965.000031579.html