福岡で花と福祉が融合!「Fukuoka Flower Show Pre-Event」で高齢者の社会参画を促進


福岡市で開催された「Fukuoka Flower Show Pre-Event」において、農園芸のイノベーションカンパニーwelzoが主催する2つのイベントが注目を集めた。「寄せ植えプチコンテスト2025」と「花×福祉トークセッション」は、花を通じて高齢者の社会参画を促進し、認知症に対する理解を深める取り組みとなった。
「寄せ植えプチコンテスト2025」では、高齢者福祉施設や保育園、緑のコーディネーターで構成された4チームが協力して花の寄せ植え作品を制作。各チームは1か月前から準備を重ね、当日は笑顔で楽しみながら作業に取り組んだ。完成した作品は福岡市内の複数箇所で展示され、市民からの投票で優勝チームが決定した。
一方、「花×福祉トークセッション」では、認知症専門医や園芸福祉の専門家、デイサービス運営会社の代表者が登壇。園芸活動が高齢者の生活の質向上や社会参画にどのように貢献できるかについて、それぞれの立場から事例や研究成果を交えながら議論が展開された。
特に注目を集めたのは、「認知症×テクノロジー」の視点から認知症に対する誤解を解く必要性や、デイサービス利用者が作った製品を販売する活動を通じた社会参画のプロセス構築、車椅子使用者向けのプランター台開発など、具体的な取り組みの紹介だった。
これらのイベントは、welzoの「人にも、地球にも、幸せな未来を開拓する」という企業理念に基づき、園芸を通して「老いるを楽しむ」社会の実現を目指す取り組みの一環として実施された。福岡市が進める「福岡オレンジパートナーズ」の一員としても、認知症になっても自分らしく生きるための環境づくりに貢献している。
「Fukuoka Flower Show」は2026年春の本開催を目指しており、今回のプレイベントはその前哨戦として位置づけられている。ガーデン文化の定着による市民の生活の質向上や、観光・MICEの推進、社交・ビジネスの場づくりなど、多様な目的を持つこのイベントは、今後の福岡市の発展に大きな影響を与えることが期待されている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000072201.html