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熊、鹿、猿……害獣を駆除/捕獲すると報奨金がもらえるって本当? いくらもらえる?だれでもできるの?

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クマやサルなどが市街地に出没し、人や農産物に被害をもたらす事件が相次いで起こっている昨今。こうした野性動物による被害は年々増えており、社会問題になっています。そんな状況を鑑みて、自治体によっては、有害鳥獣の駆除や捕獲を促進するため、報奨金交付制度を設けているところがあります。そこで今回は、害獣駆除をするともらえるお金にフォーカスしてみました。

 

そもそも害獣ってなに?

害獣とは、その名の通り、人間に害をもたらす獣のことを指します。クマやシカ、イノシシといった大型動物をはじめ、アライグマやイタチ、タヌキなど比較的体が小さい獣からカラスやムクドリなどの鳥類まで、さまざまな動物が害獣として指定されています。

例えば、サルやハクビシンは人が育てた野菜や果物を食べたり、畑を荒らしたりして、農作物に大きな被害を与えます。また、ネズミやアライグマなど、建物の壁をかじったり、屋根裏に住み着いたりするものや、シカやイノシシのように樹皮を食べたり、根を掘り起こしたりして、森林を傷つけるものもいます。ほかには、タヌキやキツネなど、伝染病などを媒介し私たちに健康被害をもたらす動物も。

かわいらしいイメージとは裏腹に、多くの動物が人間の生活に損害を与えたり、人の命を脅かしたりしているのです。
 

害獣駆除でいくらもらえる?

どんな動物が害獣に相当するかを確認したところで、ここからは害獣駆除によってもらえる報奨金についてご紹介していきます。

具体的な金額は?

報奨金が出る害獣の種類や、額面などは全国で統一されているわけではなく、自治体によってさまざまです。例えば、北海道紋別市では、クマ1頭を捕獲すると5万円の補助金が支給されるそう。一方、静岡県静岡市ではカモシカ10万円(1頭)からカラス500円(1羽)まで、幅広い動物が報奨金交付の対象となっていました。

また、自治体からとは別に、イノシシやサルなどに国から報奨金がでることも。シカをジビエとして利用するともらえるお金もあるようです。
 

誰でもお金をもらえる?

害獣駆除は、網猟免許やわな猟免許、銃猟免許など、狩猟系の免許をもっている人しかできません。また、害獣駆除を行うには、事前に行政による許可を得る必要があります。害獣の捕獲には、鳥獣保護管理法という法律が深く関わってきます。許可を得ずに害獣駆除を行ってしまうと法律違反となり、罰則が課されてしまう可能性があるので注意しましょう。

ちなみに、自宅に現われた害獣を個人で駆除した場合については、交付金を受け取ることはできません。