公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

藤原新也、40年の時を経て『メメント・ヴィータ』で現代社会に警鐘を鳴らす

タグ
作文・エッセイ
ノンフィクション
報道発表
プレスリリースより

写真家・作家として知られる藤原新也氏が、1983年の代表作『メメント・モリ』から40年の時を経て、新たな著書『メメント・ヴィータ〈生を想え〉』を2025年5月21日に発売する。本作は、現代社会が直面する様々な課題に対して、著者独自の視点から鋭い洞察を投げかける意欲作だ。

『メメント・ヴィータ』は、9.11テロ事件や東日本大震災、新型コロナウイルスの蔓延、環境破壊、戦争など、私たちを取り巻く「死の風景」に焦点を当てている。藤原氏は、これらの事象を「崩壊時代」と捉え、この時代を生き抜くための思考のヒントを提供する。

本書は全34章から構成され、思想、写真論、世代論、時事問題、社会問題など多岐にわたるテーマを扱う。特筆すべきは、オウム真理教事件から30年を経た現代社会の分析や、2020年東京オリンピック、京王線刺傷事件、知床遊覧船沈没事故、安倍元首相銃撃事件など、近年の重大ニュースに対する著者の見解だ。

藤原氏は「自然が狂えば人間も狂う」という警句を投げかけ、崩壊時代を生き抜くために「生を想え」という意識の重要性を説く。『メメント・ヴィータ』は、過去と未来、日本と世界を縦横無尽に駆け巡る、まさに令和版『東京漂流』と呼ぶにふさわしい一冊となっている。

本書の発売を記念して、東京、大阪、福岡の3都市でサイン会の開催も決定。ファンにとっては、藤原氏と直接交流できる貴重な機会となるだろう。

1944年生まれの藤原新也氏は、『インド放浪』や『メメント・モリ』などのベストセラーで知られる写真家・作家だ。日本写真協会新人賞、木村伊兵衛写真賞、毎日芸術賞など数々の賞を受賞し、写真、文筆、絵画、書、音声と多彩な表現方法で活動を続けている。

『メメント・ヴィータ』は、四六判並製、440ページ、定価2500円+税。現代社会の諸問題に関心を持つ読者はもちろん、藤原新也ファン必読の一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000715.000014531.html