山手線が芸術の舞台に!障がい者アートが彩る特別ラッピング列車、5月運行開始


JR東日本が、障がいのあるアーティストの活躍を応援する特別な取り組みを発表した。国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2025」の開催を記念し、山手線に特別なラッピング列車を走らせるという。
この取り組みは、JR東日本と株式会社ヘラルボニーが共同で進める、共生社会実現に向けたプロジェクトの一環だ。ラッピング列車は2025年5月15日から6月11日まで運行される予定で、車両全体が色鮮やかなアート作品で彩られる。
注目すべきは、JR東日本賞を受賞した生田梨奈子さんの作品「つながる風景」だ。6cm×18cmの紙やすりに描かれた10枚の作品を並べたこの作品は、友人のイメージや音楽からインスピレーションを得て制作されたという。生田さんは9歳の時にユーラシア大陸を列車で横断した経験を持ち、その体験が彼女の創作活動に大きな影響を与えているそうだ。
さらに、山手線を含むJR東日本の首都圏主要10路線とゆりかもめでは、生田さんの制作風景を収めたプロモーション映像も放映される。これは5月26日から6月1日までの期間限定だ。
「HERALBONY Art Prize 2025」の展覧会は、5月31日から6月14日まで三井住友銀行東館1Fアース・ガーデンで開催される。65の国と地域から1,320名のアーティストが参加し、2,650点もの作品の中から選ばれた受賞作品が展示されるという。入場は無料だ。
JR東日本は、このプロジェクトを通じて「つながる」ことで生まれる可能性や未来への希望を、多くの人々に感じてもらいたいと語っている。障がいのあるアーティストの才能を広く知ってもらう機会として、また、共生社会への理解を深める契機として、この特別なラッピング列車に注目が集まりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001126.000017557.html