SNSや動画プラットフォームの急速な普及により、企業のマーケティング手法も進化を続けている。そんな中、カラフルキャスティング株式会社と株式会社ガイエが、インフルエンサーとデジタル・プレイスメント広告を組み合わせた新たなサービスを協業で開始した。

デジタル・プレイスメント広告とは、既存の映像コンテンツに後から広告画像を自然に合成する手法だ。ビルの看板やポスター、ブランドの製品などを、あたかも当初から存在していたかのように映像に組み込むことができる。この手法により、視聴者の体験を損なうことなく、コンテンツの世界観を保ったまま広告を届けることが可能となる。

今回のサービス開発では、カラフルキャスティングが持つインフルエンサーネットワークと、ガイエのデジタルプロモーションのノウハウを掛け合わせることで、より効果的な広告展開を目指す。両社は、この協業を通じてエンタメ×インフルエンサーという新たな広告価値の創出を目指すとともに、インフルエンサーの新たなマネタイズの仕組みづくりにも取り組む。

本サービスのデモンストレーションとして、人気YouTuberのISSEI氏の動画に「ほりにし」というアウトドアスパイスの広告を挿入したサンプル映像が公開されている。自然な形で広告が組み込まれており、視聴者の体験を損なわない新しい広告手法として注目を集めそうだ。

今後、両社はデジタル・プレイスメント広告にとどまらず、広告全般における協業や新たな広告サービスの共同開発にも取り組む予定だ。デジタルマーケティング市場における新たな価値創出と、企業・ブランドの広告活動のより効果的なサポートを目指している。

この革新的な広告サービスは、従来の広告手法に飽き足らない企業や、より自然な形でブランドメッセージを届けたい広告主にとって、魅力的な選択肢となりそうだ。今後の展開が楽しみな新サービスと言えるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000074922.html