環境ソリューション企業のダイキアクシスが、スリランカで画期的な取り組みを実施した。同社のグループ会社DAIKI AXIS ENVIRONMENT（PVT）LTD.が主催したこの企画は、子どもたちに水環境の大切さを伝えるワークショップと、その学びを表現するイラストコンテストを組み合わせたものだ。

ワークショップは現地NGOの協力のもと、スリランカ国内5カ所で開催された。参加した202名の子どもたちと保護者は、浄化槽のしくみを学び、実際に使用される「ろ材」に触れる体験型の学習を通じて、水資源の重要性を肌で感じ取った。参加者からは「水をもっと大事にしたい」「こういう活動がもっと広がってほしい」といった前向きな声が多く聞かれた。

ワークショップの後、116名の子どもたちがイラストを制作。そこには自然と共生する暮らしや、明るい未来への希望が鮮やかに描かれていた。6月22日には首都コロンボのバンダラナイケ記念国際会議場で表彰式が行われ、多くの子どもたちにとって初めてのコロンボ訪問という貴重な経験となった。

表彰式には、スリランカ中央環境庁の環境副大臣も出席し、環境保護の重要性を訴えるスピーチを行った。ダイキアクシスの大亀裕貴社長も現地に赴き、入賞した子どもたちに直接表彰状と記念品を手渡した。

ダイキアクシスグループは、「水」を中心とした環境ソリューションを提供する企業として、国内外で事業を展開している。スリランカでは政府が推進する"Clean Srilanka"運動に呼応し、日本の技術と知識を活かして水環境保全に貢献している。

今回の取り組みは、次世代を担う子どもたちの環境意識を高め、スリランカの持続可能な発展に寄与するものとして注目される。ダイキアクシスは今後も、環境教育と技術提供の両面から、スリランカの水環境改善に向けた活動を継続していく方針だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000100161.html