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横浜美術館で新進気鋭のアーティスト戸田沙也加が挑む!「沈黙と花」展で平和を問う

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報道発表
戸田沙也加《沈黙と花》2025年 発色現像方式印画 作家蔵(プレスリリースより)

横浜美術館が2025年に新プログラム「アーティストとひらく」を開催する。第一回目となる今回は、新進気鋭のアーティスト戸田沙也加による「沈黙と花」展が6月28日から11月3日まで開催される。

戸田沙也加は1988年埼玉県生まれの気鋭のアーティストだ。画家としてキャリアをスタートさせた彼女は、近年写真や映像インスタレーションを駆使して独自の世界観を表現している。本展では、戦後80年を迎える2025年に、争いや共生の可能性について深く考察した作品が展示される。

展示の中心となるのは、広島の原爆投下後に咲いたカンナの花と、ロシアから日本に移住した友人をモチーフにした新作だ。戸田は、これらのモチーフを通じて「平和」や「異なる地から海を越えてこの島国に根付き自生するもの」について探求している。

さらに本展では、横浜美術館のコレクションから選ばれた二人の画家の作品にも注目が集まる。戦地へ招集された小川原脩と、多くの戦争を目撃したジョアン・ミロの作品だ。戦争に翻弄されながらも芸術活動を続けた彼らの姿勢から、戸田は新たなインスピレーションを得ている。

「アーティストとひらく」は、横浜美術館がリニューアル後の理念である「多様性」を体現するプログラムだ。新進アーティストとコレクションのコラボレーションや、横浜の歴史探求を通じて、既存の文脈にとらわれない新しい視点を発信していく。

本展は同時開催のコレクション展「平和であることへの、控えめななにごとかを」と連動して開催される。チケットは一般500円、大学生300円、中高生100円。毎週土曜日は高校生以下無料となっている。

戦後80年の節目に、アートを通じて平和について考える貴重な機会。横浜美術館で繰り広げられる戸田沙也加の新たな挑戦を、ぜひ体感してほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001313.000014302.html