「森のはずれの美術館」絵本が誕生!国立西洋美術館を舞台に、東西の文化が交わる魔法の世界へ
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国立西洋美術館を題材にした新しい絵本『森のはずれの美術館の話』が、2025年8月20日に全国の書店で発売される。この絵本は、人気作家の梨木香歩が文を、「リサとガスパール」シリーズで知られるゲオルグ・ハレンスレーベンが絵を手掛けた注目の一冊だ。
絵本は2部構成となっており、第1部では美術館を訪れた男の子の不思議な体験が描かれる。母親とはぐれた男の子が、あひるや謎めいた紳士に導かれ、一枚の絵と出会う様子が幻想的に綴られている。第2部は大人向けのエピローグで、国立西洋美術館の誕生までの歴史がファンタジックに語られる。
著者の梨木香歩は「多くの人びとの思いが畳み込まれた美術館の物語であるとともに、絵を見るためにやってきた、たった一人の物語でもなくてはならない」と語り、美術館に込められた様々な思いを表現している。一方、画家のハレンスレーベンは「美術館は私にとっていつも魔法のような場所でした」と述べ、その魔法を絵本で表現することに喜びを感じているという。
本書の発売に先立ち、8月4日から8日まで銀座の森岡書店で先行販売と出版記念展が開催される。会場では原画やスケッチの展示、サイン入り書籍の販売も行われる予定だ。また、国立西洋美術館では8月5日から先行販売が始まり、通常版の「夜」に加え、特別仕様の「昼」版も販売される。
東洋に現れた「西洋への窓」である国立西洋美術館。その特別な空間で、人と絵が結ばれる喜びや、大切なものを見出す幸せを静かに、しかし力強く描き出したこの絵本は、美術ファンはもちろん、物語や絵本を愛する人々の心を掴むことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000035843.html