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10代の心を揺さぶる!未来屋アオハル文学賞、初の大賞作品が決定

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報道発表
プレスリリースより

未来屋書店が創立40周年を記念して設立した「未来屋アオハル文学賞」の第1回大賞作品が発表された。10代の中高生向けのこの新しい文学賞は、書店の第一線で読者と向き合ってきた児童書アドバイザーたちが選考を行い、「10代に今、読んでほしい」と心から思える作品を選出している。

今回、大賞に輝いたのは五十嵐美怜さんの『15歳の昆虫図鑑』(講談社)と村上雅郁さんの『かなたのif』(フレーベル館)の2作品だ。『15歳の昆虫図鑑』は、悩みを抱える中学生たちと昆虫オタクの転校生が織りなす青春群像劇。一方、『かなたのif』は、友だちのいない香奈多と友だちをなくした瑚子の物語が時空を超えて交錯する、ひと夏の感動作となっている。

選考者たちは、『15歳の昆虫図鑑』について「虫にたとえて展開される物語は、時にユーモラスで、時にハッとする気づきをくれる」と評価。『かなたのif』に関しては「2つの視点が織りなすストーリーが、私たち誰もが持つ『もしも』の世界を思い出させてくれる」とコメントしている。

受賞作品を含む上位入選作は、2025年7月18日から8月31日まで、全国の未来屋書店およびアシーネ店舗で「第1回 未来屋アオハル文学賞フェア」として展開される。また、8月6日には神保町出版クラブホールにて両大賞作家を招いた表彰式が行われる予定だ。

未来屋アオハル文学賞は、2024年3月1日から2025年3月31日に刊行された、主人公が中高生である物語を対象としている。未来屋書店は、この賞を通じて次世代を担う中高生たちの感受性や価値観を育む一助となることを目指している。10代の読者たちの心に響く新たな文学作品の誕生に、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000152182.html