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ドイツの演劇教育家が指南!多文化共生時代の演劇ワークショップ開発講座、東京芸術劇場で開催

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報道発表
プレスリリースより

東京芸術劇場は、2025年9月に「多文化社会における演劇ワークショップ開発2025」を開催する。この講座は、ドイツで活躍する演劇教育家バッサム・ガジ氏を講師に迎え、多様な背景を持つ人々が参加しやすい演劇ワークショップの手法を学ぶ6日間のプログラムだ。

近年、世界中で異なる他者を排斥する動きが広がっている。そんな中、多文化共生社会の実現に向けて、演劇がどのような役割を果たせるのか。本講座では、自身も移民のルーツを持つガジ氏の経験と知見を通じて、その答えを探る。

講座は9月16日から22日まで、東京芸術劇場で開催される。参加者は、ガジ氏がドイツで実際に行うアクティビティを体験しながら、多文化・多言語の人々が参加しやすい演劇ワークショップのアプローチを学ぶ。さらに、後半には在住外国人を迎えてワークショップを実践する機会も設けられている。

講師を務めるバッサム・ガジ氏は、レバノン出身の演劇教育家、演出家、ダイバーシティトレーナーだ。ドイツの劇場で移民を中心とした市民参加型の劇団を主宰し、2024年にはドイツ演劇賞「DER FAUST」を受賞。多様性、差別、エンパワーメントをテーマにしたトレーニングも各所で実施している。

本講座の対象は、18歳以上で演劇や演劇ワークショップの経験があり、多様性のあるワークショップ制作に興味を持つ人。演出家、俳優、制作者はもちろん、ワークショップのファシリテーターや企画者も歓迎だ。

参加希望者は、8月4日15時までに東京芸術劇場のウェブサイトから申し込む必要がある。定員は12名程度で、全日程参加可能な方が優先される。使用言語はドイツ語だが、日本語通訳が付く。

多文化共生社会の実現に向けて、演劇の持つ力を最大限に活用する方法を学べる貴重な機会。演劇関係者だけでなく、多様性社会に関心のある方にとっても、新たな視点を得られる講座となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000864.000038211.html