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世界的画家・藤田嗣治の知られざる一面!絵画と写真の融合展が名古屋で開催

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報道発表
ドラ・カムルス(マダム・ドラ)《猫を肩に載せる藤田嗣治》1927年 東京藝術大学(プレスリリースより)

エコール・ド・パリの寵児として名を馳せた藤田嗣治。その画家としての才能は広く知られているが、実は写真家としての一面も持ち合わせていたことはあまり知られていない。そんな藤田の新たな魅力に迫る展覧会「藤田嗣治 絵画と写真」が、2025年9月27日から12月7日まで名古屋市美術館で開催される。

本展では、藤田が生涯にわたって撮影した数千点もの写真を中心に、絵画作品との関連性を探る。藤田は単に思い出として写真を撮影していただけでなく、それらを素材として絵画制作にも活用していたという。展示では、代表作とその元となった写真を並べて展示することで、藤田の創造プロセスを垣間見ることができる。

また、藤田自身のセルフポートレイトにも注目だ。オカッパ頭に丸眼鏡、ちょび髭という特徴的な容姿は、自画像と写真によって広く知られることとなり、彼の名声を高めるのに一役買った。これは、藤田が写真というメディアの力を早くから理解し、戦略的な自己演出を行っていたことの表れでもある。

本展では、日本初公開となる写真も多数展示される予定だ。絵画と写真の狭間で揺れ動く藤田の創造の軌跡を追うことで、これまで知られていなかった藤田嗣治の新たな魅力を発見できるだろう。

前売券は8月2日から各プレイガイドで発売開始。一般1,600円、高大生800円となっている。芸術の秋、名古屋で藤田嗣治の多面的な才能に触れてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001399.000014977.html