長崎県五島市・福江島の魅力を新たな視点で発信する取り組みが始まる。株式会社遊行が運営するコリビング施設「The Pier | Goto Nagasaki」にて、写真家や映像クリエイターを対象とした1か月間の無料滞在プログラム「Grapher's in Residence」が2025年8月から12月にかけて開催される。

五島市・福江島は、鬼岳の美しい稜線や透明度の高い田ノ浦ビーチ、夕陽の名所として知られる高浜海水浴場など、豊かな自然景観に恵まれた地域だ。しかし、SNSでの発信量は他の離島と比べて少なく、その魅力が十分に伝わっていないのが現状だ。

このプログラムでは、毎月1名のクリエイターを選出し、五島の自然や暮らしをテーマに地域の魅力を発信してもらう。クリエイターの視点とSNSでの発信力を活かし、地域に根ざした風景や暮らしの魅力を再編集・可視化することで、関係人口の創出や二地域居住先としての選択につなげることを目指している。

参加者には、「The Pier」での1か月間の滞在費が無料で提供される。セミダブルルームや共用キッチン、Wi-Fi完備のコワーキングスペースなど、創作活動やリモートワークに適した環境が整っている。さらに、2か月目以降の滞在費用も20％割引となるため、長期滞在を検討している方にもおすすめだ。

The Pier運営担当の角井亮太氏は、「The Pierは、五島の自然に囲まれた静かな日常の中で、自分と向き合える場所です。ただ滞在するのではなく、『暮らす』ように過ごす1か月が、次の一歩を踏み出すきっかけになる。この島の日常が、あなたの人生を静かに動かし始めることを願っています」とコメントしている。

応募条件は、1か月間滞在可能で、滞在中に撮影・制作したコンテンツをInstagramで発信できる方。フォトグラファー、ビデオクリエイター、SNSインフルエンサーなど、幅広いクリエイターの参加を募集している。

五島の魅力を再発見し、新たな視点で世界に発信するこのプログラム。クリエイターの皆さんにとって、創作の源泉となる貴重な機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000122938.html