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週5で公募にチャレンジして小説家 蜂賀三月が気づいた、公募に隠れた「学び」って?

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コラム
ネットの海で物語る

#週5公募チャレンジをしてよかったこと

一番はチャレンジを通してつくログの皆さんと交流できたところでしょうか。
同じ公募に挑戦したり、皆さんの作品を読んだり、何気ない世間話をしたり……。
そのどれもが創作のモチベーションに繋がりました。

次に、普通に生活していたら知らなかった情報を学んでいけること。

「樹木葬ってなに?」
「この地域の特産品は?」
「どんな方言がある?」
「この言葉を言い換えるなら?」
「医療MaaSってなに?」

そんな疑問が次々に浮かび、様々な知識や言葉が身についていきます。
インプットとアウトプットがセットなので、記憶に定着しやすいです。

また、公募を通して社会問題や差別などについて深く知っていくきっかけができます。
公募には公的機関や県が主催するものがたくさんあります。児童福祉にかかわるもの、ジェンダー問題を取り扱ったものや、病気の予防・啓発を目的にしたものなどがあります。
普段なにげなく目の前を通り過ぎていく問題。自分なりに説明できたり、自分なりの考えがあったりするでしょうか。
私は公募をしてないと知らなかったこと・考えなかった事象がたくさんあります。
学生時代、夏休みの宿題に自治体ポスターコンクールがあった理由を、この歳になって気づかされましたね……。

そしてそれらの全てが、私が書いていく小説に活かされています。

私にとっての公募とは

私にとっての公募は「学び」です。
それはうまく文章を書くこと、受賞するための技術を磨く行為だけではありません。
創作を楽しみ、物事を調べ、学び、形にすることは受賞や採用の有無にかかわらず、心を満たしてくれました。

もちろん、公募の動機は人それぞれ。
夢を叶えるため、賞金稼ぎ、暇つぶし、なんでもいいんです。
「いい作品はいい」し、誰が作っても「面白いものは面白い」。
公募の世界は残酷なほどに平等です。長年続けていても、今日始めたばかりでも。
自分が誰であろうと、どんな環境でも、どのような特性だろうと。
だからこそ楽しいし、やりがいもあるんです。
公募はなにかを得る、何者かになれる機会を私たちに平等に与えてくれます。

私のチャレンジの記録が、あなたの創作意欲を少しでも刺激できたなら幸いです。

皆さんにとっては、公募とはなんですか?
一度その理由を考えてみると、新たな気づきがあるかもしれません。