「音がきこえる彫刻展」--命を見つめる、やさしい時間
金津創作の森美術館で開催中「はしもとみお彫刻展」感想レポート(6月15日まで)
閉幕まで残り1か月を切りました!6月15日まで金津創作の森で展示が行われている、「はしもとみお彫刻展」に、あわら市広報アドバイザーのもりゆかが、行ってきました!

この中に、動物が隠れています。あなたには、見つけられますか?
◆金津創作の森で開催中の「はしもとみお彫刻展」

一部屋目の展示室より
福井県あわら市にある、金津創作の森。現在、人気の展覧会「はしもとみお彫刻展」が開催中。
会場には、彫刻家・はしもとみおさんの作品がずらり。
愛犬・月くんとの深い信頼関係が、瞳のやさしさとして表れた作品をはじめ、さまざまな生き物たちが表現されています。


曲線、表情、身体の重み──
生き物ひとつひとつに込められた”いのち”の表現はとても丁寧で、思わず視線を合わせてうっとりしてしまうほどでした。
いくつかの彫刻作品には実際に触れることができるのも魅力です。
◆会場は全部で3つの展示室に

2つ目の部屋では、「宇宙」がテーマに。
ここでは、片道分の燃料だけで宇宙に旅立った実在の犬、クドリャフカの物語をもとにした作品が展示されていました。
みおさんのあたたかなまなざしや、クドリャフカへの願いが作品に込められているのでは…と、勝手ながら想像して胸が熱くなります。

宇宙に浮かぶ生き物たちは、みんなそれぞれ違う方向を向いている。
私たちも地球上の生き物も、実はそれと大差ない存在なのかもしれない。
一人ひとりの“個”が生む、オリジナリティの宇宙。
そんなことを、じっくりと考えさせられる展示でした。
◆約20年前に描かれた絵


3つ目の部屋に入る前には、みおさんが約20年前に描いたという絵が複数枚展示されています。
一度は所在がわからなくなっていたというこれらの作品。
なんと、家に棲みついたネズミが偶然見つけてくれたそうです。
描かれた動物たちは、現在の作品よりも少し孤独な表情をしているように感じました。
でもそれがまた素敵で、惹かれます。そして、今の作品に込められている“あたたかみ”がより伝わってくるようでした。
◆音を大切にした展示室

3室目のテーマは「街」。
削られる木の音、猫の鳴き声。
作品を通してだけでなく、「音」も含めて展示がつくられていることを感じさせる空間です。


訪れた人が音を聞き、音を奏で、音とともに過ごすことで──
この瞬間、この空間にしかない「今だけの作品」が生まれているように思えて、ワクワクしました。
◆思わず笑みがこぼれるミュージアムショップ

ミュージアムショップもとても充実しています。


特に人気なのは、犬のカプセルトイ。
そのフォルムと表情がとにかく愛おしく、ひとつひとつが小さな彫刻作品のようでした。
展示は6月15日まで。
生き物が好きな方、静かな感動に触れたい方、ぜひ足を運んでみてください。
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【開催概要】
・ 展覧会名: はしもとみお彫刻展 音を刻むいきものたち
・ 会期: 2025年4月19日(土)~6月15日(日)
・ 休館日: 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
・ 時間: 10:00~17:00(最終入場 16:30)
・ 会場: 金津創作の森美術館 アートコア、野外美術館
・ 観覧料:
一般800円(団体600円)/中高生600円(団体400円)/小学生400円(団体300円)
※未就学児・65歳以上・障がい者とその介助者は無料

全国幸福度ランキングで、2014年から5回連続1位を獲得した福井県の北の玄関口であるあわら市。
北陸有数の温泉地で、開湯140周年を迎えた「あわら温泉」をはじめ、宿場町としての文化が残る「金津地区」、淡水釣りやカヌーが盛んな「北潟湖」、北陸街道の歴史が息づく「吉崎・細呂木地区」、豊かな実りや美しい景観の丘陵地、田園、森林など、様々な魅力にあふれ、暮らす人も訪れる人も幸せな気持ちになれるスポットが数多くあります。
感幸プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=17tT6gFXkwo
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