【中高生限定】夏休み読書感想文コンクール2019
審査委員長は直木賞作家の角田光代氏!
子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGOプラン・インターナショナルは、「夏休み読書感想文コンクール 2019 内なる力。勇気がわく夏。」の開催にあたり、読書感想文を募集します。
審査員長を務めるのは直木賞作家で同NGOの支援者でもある角田光代氏。中学生・高校生各3名を「最優秀賞」、「優秀賞」、「特別賞」として表彰します。
応募資格は2019年6月時点で中学生・高校生であること。作品は1200字以内(ウェブサイト上の所定の原稿用紙3枚以内)で、郵送応募になります(海外応募の場合はメールでも可)。募集期間は、2019年6月20日(木)~9月11日(水)。
課題図書はすべてノンフィクション!
次世代を担う中高生たちが、読書を通じて自らの世界を広げ、途上国に対する理解を深めることを目指し、2014年から開催している同コンクール。課題図書はすべてノンフィクションで、力強く生きている途上国の子どもや女性たちの様子を描写しています。今年は初めて男の子を主人公とした課題図書も設定されました。
[1]『夢へ翔けて 戦争孤児から世界的バレリーナへ』
ミケーラ・デプリンス、エレーン・デプリンス著/田中 奈津子訳 ポプラ社
アフリカのシエラレオネで戦争孤児だった黒人の少女が、アメリカに養子として引き取られ世界的バレリーナになるまでの自伝。
[2]『橋の下のゴールド スラムに生きるということ』
マリリン・グティエレス著/泉 康夫訳 高文研
フィリピン・マニラ市内の橋の下のスラムで、極貧にあえぎながらも助け合ってたくましく生きる人々に密着したルポルタージュ。
[3]『マラス 暴力に支配される少年たち』(高校生推奨)
工藤 律子著 集英社文庫
殺人事件発生率世界一の中米ホンジュラスの若者ギャング団「マラス」の姿を追ったルポルタージュ。第14回開高健ノンフィクション賞受賞作。
[4]『わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。未来をうばわれる2億人の女の子たち』
プラン・インターナショナル職員著 合同出版
6歳で家事使用人として売られる女の子。7歳からタバコ巻きのしごとをする女の子など、世界各地で女の子が直面する問題を記した一冊。
[5]『Because I am a Girl わたしは女の子だから』(高校生推奨)
アーヴィン・ウェルシュ、ティム・ブッチャーほか著/角田 光代訳 英治出版
同NGOが推進するBecause I am a Girlキャンペーンの主旨に賛同した作家の取材と体験をもとに執筆された書き下ろし短編集。審査委員長の角田光代氏が訳を担当。
中高生のみなさん、ぜひ課題図書を読んで応募してみてくださいね。
(ライター 香山衣美)
「夏休み読書感想文コンクール2019 内なる力。勇気がわく夏。」https://www.plan-international.jp/news/event/20190605_16190/
参考ポプラ社
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4122001.html
BOOK☆WALKER
https://bookwalker.jp/def6d5b9c3-21db-4a01-91a6-54ecc647812b/
英治出版
http://eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2118
高文研
http://www.koubunken.co.jp/book/b436961.html
紀伊國屋書店