ナスカの地上絵を描こう! GPSアートコンテスト
ウォーキングやランニングなど、健康のために行うエクササイズ。GPSアプリを使うと、エクササイズをしながらナスカの地上絵の様なアートが出来るとご存知でしたか? 自然体験活動などを通じて、心とからだの健康づくりを推進しているB&G財団では、GPSで描く地上絵アートを募集しています。
ところで、地上絵アートはどのようにしたら描けるのでしょうか? 描き方を調べてみました。
ルート記録機能で描くアート
用意するのは、ウォーキングやランニング用のGPSアプリ。スマートフォンから「Runkeeper・Runtastic・Strava」などの専用アプリがインストールできます。そして、GPSアプリの「ルート記録機能」を使いながら、エクササイズを行います。すると、エクササイズの動きがGPSによって記録され、絵や文字・図形などの地上絵アートが出来るのです。
コンテストでは、ウォーキング・ランニング・サイクリング・車椅子・水上スポーツ(水泳・カヌー・SUP・ヨット)などの、身体を使った動きで描くこととなっています。自動車やオートバイなどエンジンのついたものは使用禁止なので注意してください。
設計図を作ろう!
エクササイズをする前に、地上絵の設計図を作っておくと分かりやすくて素敵な地上絵が出来上がります!
1.道に描く場合
地図にどのように歩くのかルートを書きこみます。立ち入り禁止になっている場所や危険な場所は避けて下さい。写真は横向きの「ヒルモ」と「ヨルモ」です。見える人には見えるはず……です。
2.道以外に描く場合
感覚で動くと、曲がってしまったりずれてしまったりして分かりにくい絵になってしまうことも。看板など目印となるものを決めながらルートを描いてみましょう。また、自分の歩幅を使って、ルートの大まかな距離を出しておく方法もあります。これなら、目印がなくても曲がるタイミングが分かりますね。
どちらに描く場合も、設計図は「一筆書き」で描きます。コンテストでは形状や距離の決まりがないため、数人で協力すれば大きなアートも出来るかもしれませんね!
地上絵アートは、エクササイズはもちろん、お子さんの地理の学習に役立ったり、新たな道を発見したり、たくさんの楽しみがあります。みなさんもぜひ挑戦してみてくださいね!
(著者:香山衣美)
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/art/other/043658.html
(2018年09月07日〆切)
参考
みちびき(準天頂衛星システム)
http://qzss.go.jp/news/archive/geoglyph_gsi_160923.html
帝国書院編集部『地歴高等地図―現代世界とその歴史的背景―』帝国書院 平成18年