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運命の出会いはお祭りが断トツ!?金魚にまつわる川柳

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川柳・俳句・短歌・詩
公募ニュース

観賞魚・アクアリウム用品の取り扱いで知られるジェックス株式会社が、金魚の魅力を広めることを目的とした川柳を募集しています。2013年からスタートし、今年で5回目の開催となります。

 

金魚といえば縁日が連想されますよね。過去の川柳作品の中にも【袖濡らし 浴衣姿の 我が娘】【綿菓子と 金魚が奪う 彼女の手】など金魚すくいを楽しむ情景が詠まれています。金魚の三大産地にも数えられる奈良県大和郡山市では、毎年「全国金魚すくい選手権大会」が開催されています。1995年から始まったこの大会での過去最高記録はなんと60匹!オドロキです。

 

飼い始めるきっかけがお祭りという人も多いはず。よくお祭りの金魚がとんでもなく大きく育ってしまった!と聞きますが、金魚のルーツは中国で見つかった野生のフナ(ジイ)に由来します。先祖がフナなので想像以上に成長してしまうのもうなずけます。

 

飼育方法もいろいろです。ガラスの金魚鉢は昭和に入ってからで、それまでは陶器に水を張って尾びれの美しさを真上から楽しむ「上見(うわみ)」で鑑賞するのが一般的でした。現在は水槽飼育が主流でしょうか。金魚の寿命は上手に飼えば10~15年、中には40歳越えギネス級の長寿もいるそう!金魚川柳のなかでも【赴任先 ついてゆくのは 金魚だけ】【金魚鉢 一人暮らしの すきま埋め】など気がつけば一番大切な存在になってる!?など金魚と深いお付き合いができそうな句も読まれています。

 

日本人の生活に昔から密着していることから、小説にもたびたび登場しています。古くは岡本かの子さんの『金魚繚乱』、現代小説では荻原浩さんの『金魚姫』など文学と金魚は深い関わりがあります。俳句では金魚は夏の季語になります。永井荷風・室生犀星・萩原朔太郎らも金魚を題材にした詩を残しています。

 

またアートとしても注目度が高い金魚。毎年、開催される日本橋の「アートアクアリウム」や先月29日に登場した北海道にある「登別マリンパークニクス」の『金魚万華鏡』は幻想的と話題を呼んでいます。

 

いろいろな角度から金魚について考えてみると、一味違った川柳が浮かんでくるかもしれませんね。

公募情報の詳細はこちら:

https://www.koubo.co.jp/contest/senryu/senryu/031212.html

第5回「金魚川柳」(2017年6月14日〆切)