秋は目黒に限る。 「新作落語コンテスト」
目黒区民まつり実行委員会では、新作落語を募集しています。最優秀賞には賞金5万円が贈られ、受賞者は2023年10月8日に開催される目黒区民まつりで作品をお披露目します。締切は7月17日。趣味で落語を演じているあなた。秋の目黒で、落語の名人を目指しませんか?
自慢の演目を披露しよう!
「さんまは目黒に限る」のセリフでおなじみの落語「目黒のさんま」の舞台、東京都目黒区。「新作落語コンテスト」は、この地で新たな落語文化を築き、目黒区民まつりを盛り上げようと開催されるコンテストです。
創作落語(新作落語)コンテストはほかにもありますが、台本原稿の募集がほとんど。一方で、こちらのコンテストは自作の落語を演じるところが特徴です。一般向けで、実演までが審査対象となる落語のコンテストはなかなかありません。台本を考えるのは好きだけど、演じるのも大好き!という落語愛好家の腕試しにもってこいの公募です。
本コンテストでは、目黒やさんまに関連のある言葉を指定し、噺のどこかに入れるルールが設けられています。今回指定されているのは「目黒の坂」(例:行人坂、柿の木坂等)。目黒区の坂の解説ページも活用して、台本を考えてみてください。ちなみに、茶屋坂の項では目黒のさんまについての解説もありますよ。
審査員も悩むほどの力作揃い!
本コンテストでは、まず落語を演じた映像(20分以内)で予選大会に挑み、予選通過者5名程度は9月3日の決勝大会で実演を行います。審査には、主催者らのほかに落語家が参加。落語家として審査員を務めるのは、いずれも目黒区出身の真打、九代目春風亭柳枝氏と三遊亭れん生氏のお2人です。なお、最優秀賞受賞者は、10月8日の「目黒区民まつり(目黒のSUNまつり)」で演目を披露します。
過去2回とも、予想以上にすぐれた作品が集まったというこちらのコンテスト。3回目の開催となる今年も、どんな演目が寄せられるのか楽しみですね。
では、前回の頂点に輝いた作品を動画でどうぞ。
前回最優秀賞作品「目黒駅の憂鬱」
目黒区民まつりって?
「目黒区民まつり」は、毎年秋に開催。落語「目黒のさんま」にちなんだイベントなどが行われる催しです。目玉は、なんといっても宮城県気仙沼市のさんまの炭火焼きと大分県産カボスの無料配布が行われる「目黒のさんま祭」です。
「新作落語コンテスト」は、「目黒のさんま祭」の25周年記念して2021年に始まりました。コンテスト担当者によると、気仙沼市と大分県への感謝を込め、コロナ禍でも多くの人が笑顔で過ごせるイベントの1つとして企画されたそう。
前回決勝大会での目黒区長の挨拶にもありましたが、「笑門来福=笑う門には福来る」。食べて、笑ってみんなが幸せになれる「目黒区民まつり」を、あなたの一席でさらに盛り上げましょう!
公募情報ライター。特に注目しているのは、文芸とアート系。作品や取材先の方の言葉に胸を震わせながら執筆している。藤井風さん、落語家の柳家緑太さんが好き。
出典: https://www.saga-ichigosan.jp/contest2023/
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