当てはまった君には穴場! 応募資格限定 地方文芸【西日本編】
有名どころからマイナーなものまで、日本で開催されている文芸賞はさまざま。本記事では、その中の地方自治体や地方新聞社などが主催している地域限定の文芸賞に注目してみました。今回は、西日本編と題して、近畿2府4県、中国、四国、九州、沖縄で行われている賞をご紹介する第3弾をお届けします。
地域限定文芸賞は、原則として「県在住者」や「市出身者」など、応募できる人が限定されるのが大きな特徴。応募総数が少ないため、全国規模で行われている文芸賞よりも入賞しやすい傾向にあります。小規模な賞が多いと思われがちですが、かつては文豪が関わっていたり、有名作家が輩出していたりと、長く続いている歴史ある賞も! 年1回開催しているものは、ちょうど今回の募集が終わったばかりというものもありますが、定期開催の公募ですので、募集中でない場合はぜひ次回に向けて頑張ってみてください。
小説家志望の人はいわずもがなですが、物語を書くことが好きな人や初心者の方も腕試しのつもりで挑戦してみましょう。短歌・俳句などを募集している賞もあります。
※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。
学生時代の思い出づくりにもオススメ 【鳥取県】 「鳥取文芸」作品募集
日常生活や自然の中で感じたことを綴ったり、旅や夢、研究の記録だったり……。あなたが今思っていることを歌や句、エッセイなどの文芸作品に残してみましょう。鳥取県在住、また鳥取市にゆかりのある人なら応募可能ですよ。一般の部に加えて、小学生の部・中学生の部・高校生の部あるので、学生さんも臆せずチャレンジを。
文字にしてみることで、新たな発見も? 【岡山県】 倉敷市民文学賞
倉敷市内在住、または通勤・通学している人を対象にした文学賞。募集しているのは、小説、随筆、童話、現代詩、短歌、俳句、川柳の全7部門です。各部門、一般の部と小中学生の部に分かれているため、小学生や中学生にもチャンスあり! WEB応募もありますので、これを機に、スマホのメモに書きためた作品をWordでまとめて送ってみては。
文芸
第27回倉敷市民文学賞
「倉敷市民文学賞」は、倉敷市民の文芸活動の振興発展を目的に平成9年に始められました。
広く市民のみなさんから文芸作品を募集し、優秀な作品を作品集「文芸くらしき第27号」に掲載し、出版します。
2023年09月07日(木) 締切
賞金10万円
低学年の小学生から100歳近くの人まで、幅広い年齢層が参加する賞 【岡山県】 岡山県文学選奨
岡山県内在住、在学、在勤者なら誰でも応募可能な賞がこちらです。各部門、応募は1人1編(現代詩、短歌、俳句、川柳は除く)ですが、小説に関しては中編と短編に分けて募集しているので、長さ次第で2編応募できますよ。原則として未発表の作品のみ応募可ですが、直近1年間に発行された同人誌収録作品はOK。新作とあわせて応募するのもアリ!
中国地方から羽ばたけ才能 【中国地方5県】 中国短編文学賞
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県に在住・在勤・通学者と対象が広めの文学賞です。募集しているのは400字詰原稿用紙20枚以内の短編小説で、1人1編のみ応募可なので渾身の作品を送りましょう。選者を務めるのは、作家の高樹のぶ子さん。中国新聞のYouTubeチャンネルには高樹さんのコメントもあるので参考にして。
文芸
第56回中国短編文学賞
地域文化の振興を目指し、「第56回中国短編文学賞」の作品を募ります。選者は防府市出身の小説家、高樹のぶ子さんです。皆さんの力作をお寄せください。
2024年01月31日(水) 締切
賞金50万円
第2・第3の菊池寛の誕生を願って 【香川県】 香川菊池寛賞
高松生まれの文豪、菊池寛の名前を冠した賞。小説、随筆、戯曲(脚本)を募集しています。香川県在住、通勤、通学している人、または香川県にゆかりのある人なら誰でも応募可能ですよ。こちらのサイトでは過去受賞作品が朗読で紹介されています。どんな作品が受賞しているか気になる人は、ぜひ聞いてみて。
連句が応募できる珍しい賞 【徳島県】 とくしま文学賞
徳島県在住、または県出身者が応募できる文学賞です。小説、脚本、文芸評論、児童文学、随筆、現代詩、短歌・俳句・川柳、連句の全8部門で、幅広く作品を募集していますよ。小説や脚本はハードルが高いという人は、400字詰原稿用紙5枚以内が規定の随筆に挑戦してみるのはいかが。応募は1人1編なので題材を探すところからじっくり取りかかってみましょう。
新聞への掲載を目指して 【高知県】 高新文芸
高知新聞社が主催のこちらでは、詩や短歌、俳句、川柳、短編小説を随時募集していますよ。副賞があるのは、短編小説のみ。400字詰原稿用紙10枚以内と規定枚数は少なめでありながらも、入選作1編に3万円、佳作1万円が贈呈されます。ショートショートのような短編に自信がある人はぜひ。