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ネットの海で物語る【第14回】初心者のための文章校正 2/2

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ネットの海で物語る
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よく使う校正記号

1.文字、記号の修正

・修正したい文字を斜線で消し、引き出し線を引いて文字を書きます
・引き出し線は原則校正が終わった方に引き出します
・別の引き出し線と交差しないようにします
 (交差すると誤解が生まれる可能性がある)

2.トル(トルツメ)

その文字を削除する。
(トルツメは文字を削除して詰める校正記号ですが、省略してトルだけで伝わるところも多い)

3.文字の挿入

文字の間に文字を加える場合は字間に>をつけて引き出し線を引く。

4.改行

5.改行の取り消し

6.疑問や赤字が入っているところに、修正せずそのままの形でお願いしたいときは「ママ」と書いておきます。(原稿の文章そのままでOKということ)

ほかにも校正記号はたくさんあります。興味のある方は勉強してみてもいいでしょう。 ただ申し上げておくと、校正記号を全て知らなくても書籍化作業はできます。
「正しく修正・加筆部分を伝えられる」ならば問題はないので、絶対にマスターしておく必要はありません。
ただ、知っているとお互いの作業が楽になるのは間違いないと思います。

校了

無事に私のデビュー作も「校了」となり、発売が決定しました。
当時担当してもらっていた編集さん達には本当に感謝しかありません。作業が終わったとき、またこの編集者さん、そして出版社さんとお仕事がしたいと感じていました。

仕事が終わってすぐなのに、またその方々と仕事がしたいと思わせてもらえる……そんな素敵な出会い、なかなかないですよね。書籍化含め、私のなかで今でも輝いている大切な思い出です。

次回は、書籍化作業後のお話をする予定です。

※次回は1/24(水)更新予定です。

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■profile
蜂賀三月 (はちが みつき)
小説家。ショートショート、児童書、YA小説をメインに執筆活動を行う。著書に『絶対通報システム~いじめ復讐ゲームのはじまり~』(スターツ出版)、 短編小説収録『5分後に奇跡のラスト』(河出書房新社)など。小説情報メディア 「WebNovelLabo」 を運営。