分かっているようで分かっていないロゴマークとは? 初心者向け作り方とオススメ公募をご紹介!(1/2)
数あるデザイン系公募のなかで大きな割合を占めるのが、ロゴマークに関する公募。新規プロジェクトに使用するものだったり、開業○周年を記念したものだったりと、節目で募集されることが多いロゴマーク公募は、比較的初心者にも挑戦しやすいデザイン系公募としても人気が高いです。
そこで、本記事では「ロゴマークとは何か」や「ロゴマークの作り方」について、基本的な事柄をまとめてみました。2ページからは、今すぐに応募できるオススメ公募もご紹介! ぜひ参考にしてくださいね♪
ロゴマークってなに? シンボルマークやロゴタイプとの違いは?
ロゴマークとは、社名や商品名などの文字を図案化したマークのことです。ロゴタイプやシンボルマークもロゴマークの仲間なのですが、厳密には少し意味が違います。
シンボルマークとは文字や言葉を使わず、図形やアイコンで表現したデザインを指します。一方、ロゴタイプとは“ロゴ+タイポグラフィ(文字を読みやすくするデザイン手法)”を表した言葉で、簡単に言えばデザインした文字のこと。例えば公募ガイドのロゴタイプは、本ページ左上にある「Koubo」がそれに該当します。
ロゴマークとひとくちにいっても、いろいろな種類があります。文字だけのもの(家電についているSONY)や、シンボルマークと組み合わせたもの(NISSANのエンブレム)、シンボルマークだけのもの(appleのリンゴアイコン)など、企業によって千差万別。ちなみに公募ガイドにもロゴマークがあるんですよ!
縦にして読むと「公」、横にして読むと「K」……2文字をモチーフに図案化したものなんだって、知ってましたか? このように、ロゴマークとは名前の字面や響きなどから、さまざまな要素を取り入れて作成されているんですね。
これだけ押さえておけばOK! 超初心者のためのロゴの作り方
ロゴマークがどういうものか確認したところで、次はロゴの基本的な作り方について学んでいきましょう。
「誰にアピールするか」を決めよう
まず一番大切なのは「誰に向けて、アピールしたいか」、コンセプトをハッキリさせることです。あなたが作成しようとしているロゴは、いわば看板のようなもの。ロゴを使用する団体はどんな人の集まりなのか、何を売っているお店のロゴなのか、どういう人が参加するイベントのロゴなのかなど、必要な情報を集めて、何を誰に向けてPRしたいかをまとめてみるとよいでしょう。もちろん、この段階では文章でもざっくりした絵でもかまいません。
テイストを決めよう
次に決めなくてはいけないのはテイスト。お菓子をテーマにしたいので甘くカワイイ感じにする、真面目なイベントなので少し硬い感じになるように……など、イメージをふくらませましょう。InstagramやPinterestなどで気になるワードを検索して、いろんなアーティストからインスピレーションを受けるのも◎。
自由にスケッチしてみよう
徐々に案が固まってきたら、さっそく紙やタブレット上にスケッチします。この段階では、キレイに描く必要はありません。文字の位置を上から下に変えてみたり、一部分だけパーツを変えて別バージョンを作ってみたり、ちょっとしたアレンジでもいいので、とにかくいろいろな案をたくさん出しましょう。「これくらいの違いならわざわざ描かなくてもいいか……」ではなく、実際に描いて目で見ることが大事です。そこから新しいアイデアが生まれることも……?
パソコンでベクターデータをつくろう
「よし、これでいこう!」というデザインが手元で出来たら、いよいよパソコンを使ってロゴマークの制作する作業に入ります。(手描きで応募できる公募の場合は、応募用紙に清書するだけでOKです)
無料のお絵かきソフトなどでもかまわないのですが、ロゴ作成にはAdobe Illustratorのような、ベクターデータを扱えるソフトがおすすめ。ベクターデータには、サイズを変更してもデザインや画質が変わらないという長所があるのでロゴマーク制作にはぴったりなんですよ。
また、ロゴマーク公募は、原則カラー・モノクロの両パターン案を提出することが多いです。カラーのロゴマークをきれいに見せるコツは、あまり多くの色を使いすぎないこと。慣れないうちは、多くても3色くらいまでにとどめておくとよいでしょう。
文字をロゴマークに入れる場合は、フォント(書体のデザイン)に気を配るのもお忘れなく。フォントを変えるだけでロゴマークの雰囲気ががらっとかわることもありますので、「しっくりこないな」というときは、いろいろとフォントを変えてみてデザインを比較してみましょう。
“フリーフォント”で検索すると、ネット上には無料で使用できるフォントデータがたくさんあります。イメージにぴったりのフォントがお手持ちのPCにインストールされていない場合は、インターネットで探すのも手です。ただ、なかには商用利用ができないフォントもありますので、その場合は規約をよく読んで正しく使ってくださいね。
ロゴマークの作り方について参考になりそうな記事はこちらにも。ロゴに関する公募ガイドのバックナンバー記事もありますので、合わせて参考にしてみてくださいね。