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せきしろの自由律俳句　第93回「花」結果発表

2024/12/16

タグ: 川柳・俳句・短歌・詩; 俳句; せきしろ自由律; 結果発表; 投稿する

【自由律俳句とは】

自由律俳句は定型ではなく、自分のリズムで詠む俳句です。

「俳句にしたい！」と感じた情景を句にしてください。（せきしろ）

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結果発表

第93回課題：花

せきしろの一句

桜散ってできた道の色を変えていく人々

最優秀賞

子どもが起きるみたいに桜

（千葉県　ような恵　27歳）

桜が満開になる時は、大人が起きるというより、子どもの目覚めに似ている気がする。明るく、スピード感がある。そして爽快なのである。

優秀賞

食用菊は排水溝で踊る

（岡山県　白とり貝　34歳）

台所。水に流された食用菊は排水溝へ。排水溝の暗さと菊の鮮やかさの対比が目に浮かぶ。その動きはたしかに踊っているようであるのだ。

朝になっただけなのに枯れている

（大阪府　フルカワ　33歳）

夜中に枯れてしまった花。それを「朝になっただけ」と表現しているのが良い。自分なりの表現はこちらを新鮮にしてくれる。

イラスト：飯田研人／撮影：賀地マコト

佳作たっぷり21作品！
せきしろ先生による今月の総評も見逃せない！

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新着情報

つくログ

かずんど
2025/02/19 00:08
ゆうぞうさんつくログですが、ゆうぞうさん個人（ユーザー単位）でさかのぼれば、最初の投稿まで行けますね。2023年11月28日ですね。多分これが私のつくログでの最初の他のユーザーさんとのやり取りです。公募ガイド代表取締役の浅田さんの投稿をさかのぼると「記念すべき初投稿！」が2023年1月31日ですから、これがつくログ誕生日なのだと思います。私の参加は同年3月6日。公募ガイドへの投稿で貯まるポイントが急に廃止になってしまった不満が最初の投稿でした。でも『小説でもどうぞ』の投稿にハマっていたので、そういう人間の投稿記録や、創作話をアップすれば、同じように投稿されている方や、公募ガイドの編集の方にも喜んでもらえるかなという気持ちもありました。初めのころは、自分の投稿記録、創作の苦悩、『小どぞ』入賞作や本誌の感想など、日記のような内容というか、一方通行な内容でした。つくログ参加者に直接呼びかけてよいものか、すごく迷いがありました。ちゃんとつながってコミュニケーションをとることへの、憧れと怖さが同居しているような気持ちでした。そんなとき、ゆうぞうさんから「かずんどさん」と直接コメントをもらって、私も返したのですが、やっぱりつながりたかったんだと思ったものです。 Karaiさんも12月11日初投稿ですから、すぐあとですね。Karaiさんが参加される直前まで、各ユーザーが自分の好きなことをただ書き込むかたちの原初のつくログだったので、「つくログコミュニケーション期」の初期メンと言えるのではないでしょうか。というかKaraiさんの参加はつくログの歴史上最も重要な出来事という感じがします。そんなつくログ、全体の投稿画面では、やはり右のグレーのバーを下げ続けるだけでは最初までさかのぼれないようです。（私だけ？）でもユーザーごとではさかのぼれるので、全ユーザーをさかのぼって、投稿日時順につなぐ作業をすれば、つくログ古代史を再現することが可能かもしれません。ユーザー登録を消した方もいるでしょうから、完全再現は無理でしょうけど。
いちはじめ
2025/02/18 23:43
第43回小説指南「依存」の第一稿をやっと書き上げました。今回は架空の中国王朝風、平たく言えばアニメ「薬屋のひとりごと」風の作品です。カタカナを使わないようにしたのですが、一か所入ってしまいました。どうしようか思案中。(笑) このところ書き終わると、これは傑作だと思うことが癖になってしまいました。それだけに落ちると結構つらい。自分勝手な思い込みなのにね。(笑)
いちはじめ
2025/02/18 23:23
#第40回どうぞ落選供養「演技の代償」　女が構えた小さな拳銃の先には、左肩から血を流した男が片膝をついていた。「私が妻だからって油断した？」　女の端正な顔に蔑みの笑みが浮かび、銃を構え直した。　次弾が放たれようとした瞬間、警官が室内に突入してきた。「そこまでだ、御厨麗子」　警官に取り囲まれ観念したのか、女はゆっくりと拳銃を下した。　なぜか少し安堵したような女の横顔をカメラがズームアップしてゆく。「カーット、ＯＫ」　監督の声で緊迫していた撮影現場が一気に緩んだ。「ナッちゃん、ばっちりだよ」「う～ん、もう少しサイコパス感を出したいんですけど」「出たな、ナッちゃんの演技オタク病が」　彼女は磯村奈津子。当代一の演技派と言われる女優だ。　いろんな役者を見てきたが、ここまで役に対して真摯にのめり込む俳優を私は知らない。　演出側としばしば揉めたりもするが、それでいて彼女の悪口を聞いたことがない。「皆さん、お疲れさまです」　それまでの表情から一転しての屈託のない笑顔。とても同一人物だとは思えない。彼女はスタッフ一人一人に笑顔で挨拶をしながら現場を後にした。　さて私は駐車場から車を廻してこなければならない。　ほどなくして彼女がエントランスに現れた。演技の時とも、またスタッフに対応している時とも違う表情。それでいて夫に対する眼差しでもない。それはマネージャーに向けたものと言えようか。「疲れたんじゃないか？」　一週間連続の現場だった。「仕方がないわ。先月の時代劇が雨に祟られたんだもの」　そして彼女は後部座席から身を起こすと、運転席の私の耳元に身を寄せた。「この後、葉山さんのところに寄ってもらえる」　葉山さんとは、彼女がメンタルケアのためのカウンセリングを定期的に受けている心療内科の医師である。「予定は今月末では？」「予約を変更したの」　そう言うと彼女は再びシートに身を預けた。　最近カウンセリングの回数が増えているような気がする。葉山さんからは一度夫婦で来るようにと言われているのだが、彼女はその必要性を認めていない。　彼女を送り届けた後、私はデパ地下で、彼女の買い物リストに従い食材を買った。撮影後はレストランで食事をするのが常なのだが、今週はそれが続いたので久しぶりに自宅で料理をしたいのだそうだ。　郊外の自宅に戻ったのは日もだいぶ暮れてからだったが、彼女は疲れた様子も見せずにキッチンに立った。　少し遅めのディナー。たわいもない話題に笑みがこぼれる。　私だけが知る、妻役の時とは似て異なる極上の笑顔がここにはある。　やはり疲れもあったのだろう、彼女はソファーに移るや否やまどろみ始めた。そんな彼女を寝室に運び、私は一人ウィスキーを楽しんでいた。　しばらくしてスマホがメールの着信を知らせた。葉山さんからだった。『大事な話があります、ご足労願えますか。なお、お一人でお越しください』　ウィスキーがやけにゆっくりとのどを滑り落ちていった。　その日、私は病院の一室で葉山さんと相対していた。「妻に何か」「奥さんに何か変わった点は？」　そう言われても何も思い当たる節はなかった。「奈津子さんは自我が崩壊しかけています」「なんですって」「完ぺきな演技にこだわるあまり、知らぬ間に自我を削っていったようです。日常生活でさえ演技の場と考えていたようですから」　三歳の時にＴＶ番組に出演してから、女優を目指して演技の勉強をし、普段の生活でも演じることを意識していた、と以前彼女から聞いたことがある。「カウンセリングの最中に突然叫んだり、急にふさぎ込んだりと感情が不安定で、このところそれが顕著になっています」「そんな……。現場でも家でも彼女がそんな素振りを見せたことはありません」「やはりあなたの前でさえ良き妻を演じていたか」「そんな馬鹿な……」　頭をいきなり鈍器で殴られたようなショックを受けた。　今までの彼女の仕草や表情が頭の中を駆け巡った。自分だけのものと信じていたそれらは、どれもこれも今まで彼女が演じてきた役とぴったりと重なった。「私はどうしたら……」「落ち込んでいる場合ではありません。一刻も早く手を打たなくては」「そうですね、今すぐ連れてきます」　車を路上に置いたまま、私は玄関のドアを開けた。「奈津子、帰ったよ。居るのかい」　どこからも返事がない。私はリビングの扉をそっと開けた。　薄暗いリビングに突っ立っている彼女の後姿が目に入った。「電気も点けずにどうした」　彼女はゆっくりと振り返った。暗くて表情はよく見えないが何かぶつぶつとつぶやいている。近づくと彼女は能面のような笑みを浮かべていた。「おい、大丈夫か」　さらに近づこうとしたところで足がすくんだ。鈍く光るものが彼女の手に握られていたからだ。　本能的に距離を取ろうとしたその瞬間、彼女がぶつかってきた。　冷たく鋭利なものが脇腹に深く差し込まれていく。　気が薄れ、床に崩れ落ちる最中、聞き覚えのある科白を聞いた。「私が妻だからって油断した？」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（了）
ミュウ
2025/02/18 17:21
1か月に最低１回は応募しててけど、最初のやつが入選したきりなかなか当たりが出ないですね。新しいことも始めようかと思ってるからコンテストはちょっとの間お休みしようかな
まぐろスキー
2025/02/18 15:51
生産してなにか出すだけでもそれだけでも生きがいになる。当然誰も全く反応がないのはしんどいが、見せ方の問題な気がする。一ついえば「コンテスト」に応募は一つだが、実はその手前や別のところで普段で「アイデアを話す」ことのほうが多分やりがい度は高い。リアクションも得られるから。非日常感は否定しないが、日常感に創造リアクションを入れるのはいい気がする。

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