JKK東京の賃貸住宅がカラーデザインで快挙!環境色彩コンペで優秀賞を受賞
東京都住宅供給公社(JKK東京)の賃貸住宅「トミンハイム国分寺泉町」が、その外壁色彩デザインで注目を集めている。このたび、「第27回環境色彩コンペティション グッド・ペインティング・カラー」の改修部門において優秀賞を受賞したのだ。
このコンペティションは、建築物の塗装仕上げによる優れたカラープランニング作品を表彰するもので、一般社団法人 日本塗料工業会・日本塗料商業組合・一般社団法人 日本塗装工業会の3者が共同で主催している。トミンハイム国分寺泉町の色彩デザインが高く評価された理由は、周辺景観との調和と繊細な色の調整にある。評価委員からは「品のある建物となり、周辺景観とのなじみがひときわ進化した」との声が上がっている。
JKK東京は、この住宅の外壁改修にあたり、「やさしさと安心を感じられる新たな住まい」をコンセプトに掲げた。国分寺市の景観指針を参考にしつつ、「調和」「秩序」「落ち着いた色彩」をキーワードに、自然由来の明るいアースカラーを中心とした配色を採用。特筆すべきは、周辺環境を考慮した色彩計画だ。下層階やエントランスには賑わいを演出する濃い色を、上層階には圧迫感を軽減する明るい色を使用するなど、細やかな工夫が施されている。
この受賞を励みに、JKK東京は今後も既存住宅の有効活用と魅力向上に取り組んでいくという。トミンハイム国分寺泉町は、JR中央線・武蔵野線「西国分寺」駅から徒歩5〜7分という好立地にあり、405戸の大規模な賃貸住宅だ。2000年の建設から約20年を経て、この外壁改修で新たな魅力を獲得したことになる。
住宅の外観は、街並みの印象を大きく左右する。今回の受賞は、単なる美観の向上だけでなく、地域全体の景観価値を高める取り組みとしても評価できるだろう。JKK東京の挑戦が、今後の公共住宅のデザイン改修にどのような影響を与えるか、注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000057497.html