日本の伝統食材「こうや豆腐」が、驚きの変身を遂げた。全国凍豆腐工業協同組合連合会が開催した「#こうや豆腐でパンレシピ」コンテストの結果が発表され、250作品以上の中から選ばれた受賞作品が話題を呼んでいる。

消費者庁長官賞に輝いたのは、岩井ちさとさんの「高野豆腐の沢庵サンド」。冷蔵庫の余り物を活用した食品ロス削減レシピだ。長野県知事賞を受賞したかりんさんの「高野豆腐のフレンチトースト風」は、学校給食の思い出を甘く蘇らせる一品。こうや豆腐委員会賞には、gohan.to.misoshiruさんの「高野豆腐のピザトースト」が選ばれ、簡単でありながら斬新なアイデアが評価された。

こうや豆腐は、栄養面でも注目を集めている。良質な植物性たんぱく質が豊富で、1枚あたりの含有量は牛乳240mlに相当するという。さらに、糖質量は小麦粉の約1/40と低く、ダイエットや健康志向の人々にも支持されている。

また、11月3日は「高野豆腐の日」として制定されている。この日は文化の日であり、年内残り58日（こうや）という語呂合わせから選ばれた。日本の食文化を伝え、おせち料理で健康な新年を迎えてほしいという想いが込められている。

こうや豆腐普及委員会は、レシピ紹介やイベント開催を通じて、こうや豆腐の可能性を広げ、国民の食生活改善に貢献していく方針だ。伝統食材の新たな魅力を発見できるこのコンテストは、今後も多くの人々の創意工夫を刺激し続けることだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000130821.html