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わずかな違いを判別 見分ける君 Vol.2

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見分ける君
イラスト:まつむらあきひろ

判別1アザラシとアシカとオットセイ

 アザラシは鰭脚類アザラシ科に属し、アシカ科とはそもそも形態が違う。アザラシは泳ぐのに特化した丸い体形をしており、前ヒレが短く、後ろヒレは伸びたままなので、陸上では寝そべったままで、芋虫のように這って歩く。耳たぶはなく、穴が空いているだけ。ゴマフアザラシ、ワモンアザラシなど皮膚に模様がある。
 アシカとオットセイはともにアシカ科で、耳、ヒレ、体の色など共通点が多い。前ヒレが長く、素早く歩け、後ろヒレは前も向くから、お座りできる。
 違いは、オットセイのほうがやや小さく、下毛が綿毛なのでふさふさしている。「アウッアウッ」と鳴くのはアシカであり、オットセイではない。
 また、トドやオタリアは大型のアシカ。セイウチは牙と下向きのヒゲがあるのが特徴だ。

 

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アザラシとアシカとオットセイの違い

 アザラシアシカオットセイ
耳は穴外耳殻がある外耳殻がある
短い硬毛短い硬毛下毛が綿毛
前ヒレ短い長いさらに長い
後ろヒレ伸びたまましまえるしまえる
まだら黒褐色(オス)黒褐色(オス)

判別2アヤメと菖蒲とカキツバタ

  アヤメ(文目)は花びらのつけ根に網目模様があり、乾燥した土地に咲く。色は紫が多い。
 カキツバタ(杜若)は花びらのつけ根に白い筋が入り、湿地に咲く。色は青紫が多い。
 ショウブ(菖蒲)は菖蒲湯に入れる葉。花ショウブは湿地に咲き、花びらに黄色の筋があるが、キショウブは全体が黄色。

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判別3おまけの判別

 柿の旁(つくり)は市だが、杮の旁は縦棒が突き抜けている。
 一本違うということなら、ほかに「荼・茶」、「候・侯」、「祇・祗」、「師・帥」、「日・曰」、「酒・洒」などがあるが、「妹・妺」はぱっと見はわからない。妺(ばつ)は旁の部分の下の横棒が短い。日本語の文脈ではまず出てこないが、出てきたら要注意!

 

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