書店チェーン「有隣堂」の公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」が開設5周年を迎え、6月29日に伊勢佐木町本店を中心に記念イベントを開催した。イベントの目玉となったのは、番組MCのR.B.ブッコローによる「1日店長」企画だ。

エプロン姿で登場したR.B.ブッコローは、10時間にわたって来店者と交流。その様子はYouTubeで生配信され、最大同時接続数が3,000人を超える大反響を呼んだ。チャット欄には9,000件以上のコメントが寄せられ、視聴者たちはR.B.ブッコローの接客や来店者とのやりとりに熱い視線を送った。

会場となった伊勢佐木町本店では、R.B.ブッコローとの会話を楽しみながら書籍や新グッズを購入する客で終日賑わいを見せた。特に注目を集めたのは、「R.B.ブッコロー キーチェーン付きぬいぐるみ（エプロン）」の先行販売だ。開店前から100名を超える行列ができ、特設売り場への入場待機列は夕方まで途切れることがなかった。

イベントは伊勢佐木町本店だけでなく、他の店舗でも盛り上がりを見せた。BACON Books & cafeでは屋外スクリーンでのライブビューイングが行われ、「ハセベ屋台」「つま正マルシェ」も出店。配信を見ながら食事を楽しむ来場者たちの間で自然と会話が生まれ、和やかな雰囲気に包まれた。

また、各店舗では視聴者投稿のイラスト展示や、動画出演者によるお客様のお出迎えなど、多彩な企画が実施された。STORY STORY YOKOHAMA、有隣堂 キュービックプラザ新横浜店、有隣堂 横浜駅西口店では、出演者に会うために複数の店舗を巡る熱心なファンの姿も見られた。

イベントの成果は売上にも表れ、伊勢佐木町本店では当日の売上が過去20年間で最高実績を記録。他店舗でも売上が伸長し、5周年にふさわしい結果となった。

「有隣堂しか知らない世界」は2020年6月30日に開設され、現在の登録者数は38万人を超える人気チャンネルだ。文房具や本、食品、雑貨、オフィス機器など幅広いテーマを扱い、スタッフの熱量高めの偏愛ぶりとR.B.ブッコローの素直な視点が特徴となっている。今回のイベントの成功は、オンラインとオフラインを融合させた新しい形の書店イベントの可能性を示すものとなった。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000135515.html