中学生から大学院生まで参加可能!「顧みられない熱帯病コンテスト」が注目を集める理由
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世界の15億人が感染リスクにさらされている「顧みられない熱帯病(NTDs)」。この深刻な問題に取り組むため、一般社団法人NTDs Youthの会が「第三回 顧みられない熱帯病コンテスト」の開催を決定した。2025年7月7日に発表されたこのコンテストは、日本の若者たちがグローバルヘルスの課題に挑戦する貴重な機会となっている。
NTDsは、リンパ系フィラリア症や住血吸虫症、デング熱など21の熱帯感染症を含む疾患群だ。主に低中所得国の貧困層に影響を与えているが、その深刻さに比べて認知度は低い。このコンテストは、そんなNTDsの問題を「自分ごと」として捉え、解決策を考える場を提供している。
今回のコンテストは2つの部門で構成されている。「わかりやすく伝える部門」では、NTDsの認知度向上を目指す。一方、新設された「NTDsのために行動する人を増やす部門」では、具体的な制圧策の提案が求められる。中学生から大学院生まで幅広い年齢層が参加でき、最優秀賞には10万円の賞金が用意されている。
昨年のコンテストでは、35チーム、56名もの学生が参加。受賞者からは「多様な視点とアイデアを持つことができた」「実際にフィールドワークに行きたい」といった前向きな声が上がっている。この経験が、将来のグローバルヘルス分野のリーダー育成につながることが期待されている。
コンテスト責任者の近藤裕哉氏は、「日本のユースが持つ計り知れない可能性」に言及。国際的な健康課題に対して、若者たちが自ら行動を起こすきっかけになることを願っている。
このコンテストは、単なる競争の場ではない。世界の健康問題に対する若者の意識を高め、実際の行動につなげる重要なプラットフォームとなっている。応募方法の詳細は2025年9月中に公開予定だ。日本の若者たちが、どのような斬新なアイデアを生み出すのか、今から目が離せない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000134800.html