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【地図井式】文フリ出店から完売まで|文学フリマで得た創作と公募へのモチベーション

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コラム

赤字でも黒字でも特別な1000円

そう考えると、文フリの来場者と出店者の数の多さはやはりとても魅力的に見えます。すべての人が顧客対象になるとは思いませんが、面白いかもわからない商業出版ではない本にこれほど多くの人が期待して購入や販売を行っているという事実を目にし、失礼ながら無限の顧客リストを得たような、まだ私の本が見つかっていない現状に対して次は何をしようかなとワクワクしました。

そして、当日100枚ちかく配布したチラシの反応で、後日1件だけ連絡をくださいました方がいて、発送でお送りしました。この方はどんな人かわかりませんが、チラシを見てわざわざ問い合わせてくださった方でした。

何者でもない私に期待して買ってくれた1000円は、赤字だろうが黒字だろうが、私にとっては金文字の1000円で、これは地球上のどこでも換金できない特別な価値の1000円です。むしろ私自身が信じられていなかった価値で買ってくれた人が一人でもいたとしたら、上昇株のように、市場ニーズで価格が変わるアート作品のように、その人が購入してくれた1000円以上の価値になるように、頑張らなければならないなとやる気が湧きました。

売れ残った本を狭い部屋に置かなくてよかった。また1冊も廃棄することがなく捌けてよかった。誰かの手に渡ると思って作ったものは、多少なりふり構わずともさっさとほかの人の手に渡し、ぐずぐずと悲観している暇があるなら、その憂さを現実で晴らすために、買ってくれた人のためにもその本の価値を上げるための行動をしようと思い、今日も公募に向かうのでした

告知薄かったにも関わらず会いに来てくださった方、ご購入いただいた方、ご興味を持っていただいた方本当にありがとうございました。

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ライター
地図井ユキ

元OLシングルマザーのアラフォーライター。
最近昼は暑いので朝活にはまっています。モーニング、銭湯、プールなど早朝に開いているアクティビティは東京には多くうれしいです。なんと7時からの美容院もありました。すべてを10時前に終わらせて昼は引きこもっていたい夏が早くも始まりました。