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衝撃の日本人初快挙!王谷晶『ババヤガの夜』がダガー賞受賞で世界が注目

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報道発表
『ババヤガの夜』王谷晶(河出文庫)(プレスリリースより)

日本文学界に衝撃が走った。王谷晶の小説『ババヤガの夜』の英訳版『The Night of Baba Yaga』が、世界的に権威あるダガー賞翻訳部門を受賞したのだ。日本人作家として初の快挙となる今回の受賞は、国内外で大きな反響を呼んでいる。

『ババヤガの夜』は、暴力団の屋敷で繰り広げられる奇妙な同居生活を描いた物語だ。喧嘩が取り柄の主人公・新道依子が、暴力団組長の娘の護衛を命じられるところから始まる。しかし、この家には驚くべき秘密が隠されていた。繊細かつ大胆に描かれる女性同士の関係性と、衝撃的な展開が読者を魅了している。

本作は日本国内でも大きな話題を呼び、文庫版・単行本・電子書籍を合わせた累計発行部数が32万部を突破。完売が相次ぐ書店もあり、26万部の重版が決定した。海外でも注目度は高く、イギリス・アメリカ・韓国ですでに翻訳版が発売されている。

著者の王谷晶は、「文章で世の中に火炎瓶を投げたい」という魂のこもったエッセイを公開し、その情熱的な創作姿勢も話題を呼んでいる。翻訳を手がけたサム・ベットの卓越した技術も、今回の受賞に大きく貢献したと言えるだろう。

ダガー賞は1955年に創設された英国推理作家協会主催の権威ある文学賞だ。翻訳部門は特に、国境を越えた物語の力と翻訳者の手腕を讃えるものとして知られている。今回の受賞は、日本文学の世界的な評価を大きく押し上げる出来事となった。

『ババヤガの夜』の勢いは止まらない。今後ドイツ・イタリア・ブラジルでも出版が予定されており、世界中の読者を魅了し続けることだろう。日本文学の新たな地平を切り開いた王谷晶の今後の活躍にも、大きな期待が寄せられている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000986.000012754.html