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宇宙を愛した詩人、谷川俊太郎の遺作『星たち』が登場! 92歳で旅立った巨匠の最後のメッセージとは

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報道発表
プレスリリースより

日本を代表する詩人、谷川俊太郎。その名を聞いただけで、心に響く詩の数々を思い出す人も多いだろう。そんな谷川俊太郎が2024年11月に92歳で逝去してから約半年後、彼の魂が込められた新たな詩集『谷川俊太郎詩集 星たち』が刊行されることが発表された。

この詩集は、谷川俊太郎が生涯を通じて愛し続けた「宇宙」をテーマにした15篇の詩を収録している。20歳で発表した『二十億光年の孤独』から、最晩年の作品『感謝』まで、時代を超えて人々の心に刻まれてきた名作が一冊に凝縮されている。

特筆すべきは、写真家・前康輔による谷川俊太郎の自邸の撮り下ろし写真だ。主を失った書斎や応接室、これまで公開されてこなかった空間や本棚、ノートやアルバムの数々。それらの写真が詩と詩の間に挿入され、まるで谷川俊太郎の気配を感じながら詩を味わえるような、特別な一冊となっている。

この詩集の誕生には、興味深いエピソードがある。2025年7月16日から開催される「PLAY! MUSEUM」の「大どろぼうの家」展がきっかけだという。展示では、宇宙に憧れるロマンチストの大どろぼうが、谷川俊太郎の訃報を聞き、宇宙や星をめぐる15の詩を「盗み出す」というコンセプトで、インスタレーション「銀の庭」が展開される。

『谷川俊太郎詩集 星たち』は、2025年7月16日の展覧会開始と同時に先行販売され、8月15日からは全国の書店で一般発売される。価格は税込1,980円。宇宙を愛し、言葉の宇宙を創造し続けた詩人の最後のメッセージが、この一冊に詰まっているのだ。

谷川俊太郎の詩は、時代を超えて多くの人々の心に寄り添ってきた。そして今、彼が天上の星となった今も、私たちに語りかけてくる。「宇宙の俊太郎さん、お元気ですか」という問いかけに、きっと彼は詩を通じて答えてくれるだろう。この詩集は、谷川俊太郎という巨星を失った私たちへの、最後の贈り物なのかもしれない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000035843.html