静岡の伝統工芸が現代に輝く!駿河竹千筋細工の照明『千空』がグッドデザイン賞を受賞
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静岡市の工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」を運営する株式会社創造舎が、オリジナルブランド『hounobi(褒の美)』から生み出した駿河竹千筋細工の照明『千空』がグッドデザイン賞を受賞した。この照明は、国指定の伝統的工芸品である駿河竹千筋細工の繊細な技と美しい光の表情を見事に融合させた逸品だ。
『千空』は、インテリアデザイナーの五十嵐久枝氏がデザインを手がけ、伝統工芸士の大村俊一氏が製作を担当。両者の協働により、現代の暮らしに調和する新しい「竹の灯り」が誕生した。従来の花器や虫かごといった「入れもの」から、「光の入れもの」へと進化を遂げたこの照明は、見えない光源から竹ひごに反射した美しい「光溜まり」を生み出す。
特筆すべきは、『千空』の機能性だ。USB-C端子を備え、パワーデリバリー対応のACアダプターやモバイルバッテリーでも使用可能。さらに、タッチセンサー式スイッチによる5段階の調光機能を搭載し、様々なシーンに対応できる。軽量で扱いやすく、優しい肌触りも魅力の一つだ。
審査員からは「構成におけるバランスが際立って優れているだけでなく、洗練されたディテールも等しく精巧に作られている」との高評価を得た。現代的なLED照明技術を用いながらも、和紙などで覆う必要がないデザインは、部屋の隅にほのかな光の空間を作り出すのに最適だという。
『千空』は、11月7日から71,500円(税込)で販売開始。駿河竹千筋細工の魅力を国内外に広く知ってもらうきっかけとなることが期待される。伝統工芸と現代デザインの融合が生み出した『千空』は、日本の匠の技と創造性の証として、多くの人々の暮らしを彩ることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000088159.html