ヨルモの「小説の取扱説明書」~その1 小説の材料~


「わかりやすくて、タメになる!」と話題のFacebook記事、ヨルモの「小説の取扱説明書」が公募ガイドONLINEでも連載スタート! 更新は月2回、第2週・第4週の金曜日です。ショートショートから長編小説まで、小説の書き方やコツをアドバイスします。
第一回目のテーマは、『小説の材料』。「地の文と会話文」についてです。
それでは、ヨルモからひと言。
小説の文章は、どんな素材でできているのか?
小説を書く前に、小説がどのような構造でできているのか認識しておきましょう。
簡単にいうと、2つのカテゴリー「地の文」と「会話文」で出来上がっています。
地の文(「じのぶん」と読みます)は、大きく分けると、説明文と描写文。
会話文は、直接話法、間接話法、自由間接話法の三つがあります。
図示すると、こうなります。
大まかにでも把握することが大事!
はっきりと、「これは説明文だ」などとわかる場合もありますが、たいがいは混然一体になっています。また、段落全体を通じて描写文になっているという場合もあります。
会話文にしても、カッコのセリフが独立していて、
「久しぶりだな」
となっている場合もあれば、
タケシは「久しぶりだな」と言った。
のように、地の文の中にセリフが組み込まれている場合もあります。
要するに、「パッと見て、素材が見える」ということのほうが少ないわけです。
それだけに、小説がどんな素材でできているか、明確に認識しておいたほうが小説を書く上で非常に便利だと思います。
次回は、説明文から細かく解説していきたいと思います。
(ヨルモ)
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「小説の取扱書」を執筆しているのは、ヨルモのお父さんの先代ヨルモ。