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ネットの海で物語る【第9回】クラウドソーシング 1/2

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作文・エッセイ
ネットの海で物語る
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クラウドソーシング

自分の創作物でお金を稼ぎたいと思ったことはありませんか?
創作活動の収益化については色々手段があるのですが、今回は「クラウドソーシング」についてお話します。

クラウドソーシングとは?

インターネット上で不特定多数の人に業務を依頼するビジネス形態です。 その業務のなかにはテキストを主体としたものも多く、記事の執筆はもちろん、創作に関する仕事もあります。クラウドソーシングサービスでは初心者でも応募できる仕事が多数あり、趣味と実益を兼ねた活動をしたい人におすすめです。 代表的なサービスは「クラウドワークス」や「ランサーズ」になります。

どんな仕事があるのか?

前回、執筆依頼を受け文章の仕事に興味をもった私は、いくつかのサイトに登録して仕事をしてみることにしました。興味のある仕事に応募するときには、小説のコンテストでの賞歴や、いくつかの作品をまとめたポートフォリオをクライアントに渡しました。結果、特に目立った実績がなくても採用してもらえました。

秘密保持契約があるのでざっくりとした紹介になりますが、私がした仕事をいくつか挙げます。

• 発売されている小説の感想と紹介文の作成
書籍紹介系メディアに掲載する原稿を書くものです。読書量を増やすきっかけにもなるし、色々なジャンルの小説を読みたかったのでやっていました。

• 短編小説の執筆
商品PRのための物語の作成、外国語の教材に使用する短編小説の執筆などをしました。お題というか、求められているものが決まっているので自分としては楽しく仕事ができました。小説投稿サイトのコンテストに出しているのに近い感覚でお仕事ができるのも良かったです。

• ゲームアプリのシナリオ作成
アプリ内で使用されるストーリーを作成するものです。ゲームのジャンルによって書く内容がガラリと変わりますし、物語の分岐などを考える必要があったので大変でした。

こう書くと専門的な知識や技術が必要そうに見えるのですが、ほぼ0からスタートの自分でも請け負うことができたので、挑戦のハードルは低いと思います。クライアントによっては丁寧なマニュアルを用意してくれている場合もあるので、仕事をしながら学ぶこともできました。いくつか仕事をして実績ができはじめると、逆にクライアントからオファー(依頼)がくることもあります。

そのほか、クラウドソーシングでよくあるのはYouTube等で使用される朗読系動画のシナリオ作成の仕事です。感動する話やスッキリ・スカッとする復讐ものの募集がほとんどです。あとはブログ等の記事の作成、ゆっくり動画(雑学や専門知識・実況などを音声合成ソフトで解説するもの)の台本作成も多いです。

また、小説以外にもコンペ形式の案件もあります。
「ネーミング」「キャッチコピー」などもあるので、公募自体が好きな方だとお小遣い稼ぎになるかもしれません。一般公募より倍率が低いものもありますよ。

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■profile
蜂賀三月 (はちが みつき)
小説家。ショートショート、児童書、YA小説をメインに執筆活動を行う。著書に『絶対通報システム~いじめ復讐ゲームのはじまり~』(スターツ出版)、 短編小説収録『5分後に奇跡のラスト』(河出書房新社)など。小説情報メディア 「WebNovelLabo」 を運営。

Amazonのアソシエイトとして、㈱公募ガイド社は適格販売により収入を得ています。