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小説におけるキャラクターの役割って?【創作お悩み堂】

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キャラクターの役割を考えよう

 新キャラクターには明確な役割と目標を持たせます。例えば、主人公のライバル、メンター、恋人など、関係性が重要です。以下の2点に留意し、新キャラクターを考えてみましょう。

  • キャラクターアーク: キャラクターアークとは、キャラクターが物語の中で成長し、変化する過程のこと。新キャラクターにも独自の成長アークを持たせ、その変化が物語全体にどう影響するかを描きます。例えば、初めは敵対していたキャラクターが次第に味方になり、共通の目標に向かって協力するようになる過程を描くことができます。
  • 相互作用: 既存のキャラクターとの関係性を構築し、物語に新たな葛藤や協力関係を追加する。新キャラクターとの相互作用が、主人公や他の登場人物にどのような影響を与えるかを詳細に描写しましょう。

 新しい視点を取り入れる

物語を他のキャラクターの視点から描くことで、異なる側面や感情を見せることができます。複数の視点を用いることで、物語の奥行きと複雑性が増します。

  • 視点キャラクターの選択: 主要キャラクターや重要なサブキャラクターを視点キャラクターに選び、その視点から物語を進行させます。
  • 視点の交替: 章ごとに視点を交替させるなどして、異なるキャラクターの内面や考えを描きます。
  • 内面描写: 各キャラクターの内面描写を深めることで、読者に多面的な物語理解を提供します。


もちろん、登場人物視点ではない描写も重要です。物語の舞台や出来事を詳細に描写することで、読者がその世界に没入できるようにします。

  • 場所の描写: 物語の舞台となる場所を詳細に描き、その雰囲気や文化、歴史などを描写します。
  • 出来事の描写: 物語の中で起こる出来事やアクションシーンを具体的に描写し、緊張感や臨場感を持たせます。
  • 感覚的な詳細: 視覚だけでなく、音、匂い、触感など、五感を使った詳細な描写を行うことで、物語のリアリティを高めます。

このように、短編小説を長編小説に膨らませるためには、キャラクターの深掘り、新しい視点の導入、サブプロットの追加など、多様なアプローチが必要です。これを実践することで、読者を惹きつける魅力的な長編小説を作り上げることができます。ぜひ、挑戦してみてください。

短編小説を長編小説に膨らませるのは、長編小説を書ける人からしたら0から長編を書くより大変かもしれません。
ですが自分の作品を見つめ直し、展開を増やすというのは小説を書いていく上での学びや、新たな発見にもつながるでしょう。また、物語を広げることで、キャラクターやテーマに新たな深みが生まれ、当初思いもよらなかったようなストーリーの進化が起こるかもしれません。
本記事でご紹介した手法を活用しながら、自分だけの独自の長編小説を作り上げてください。

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