パリ在住の芥川賞作家が贈る、愛犬との3000日。辻仁成『犬と生きる』が発売前から話題沸騰!
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パリを拠点に活動する芥川賞作家・辻仁成氏の最新作『犬と生きる』が、2025年2月27日に全国の書店で発売される。本作は、辻氏とミニチュアダックスフンドの愛犬・三四郎との3年間の日々を綴ったエッセイ集だ。発売前から予約が殺到し、重版が決定するなど、早くも大きな反響を呼んでいる。
『犬と生きる』は、辻氏が主宰するWebサイトマガジン「Design Stories」のコラム「JINSEI STORIES」を再構成したものだ。愛犬との出会いから3歳の誕生日を迎えるまでの記録を中心に、人間がペットと共に生きることを選ぶ理由や、その豊かさについて深く掘り下げている。
辻氏は本書について、「人生における『第三楽章』なんだな」と振り返る。息子が巣立った後、新たな家族として迎えた三四郎との暮らしを通じて、人間の孤独や温もりの必要性について考察を重ねている。「権力者には絶対にわからない、ささやかな、愛の物語がここにあった」と語る辻氏の言葉からは、本作への強い思い入れが感じられる。
本書の特徴として、装画を含むすべてのイラストレーションを辻氏自身が手がけている点が挙げられる。また、本文には愛犬・三四郎のカラー写真も多数掲載されており、読者を温かな気持ちにさせる一冊となっている。
『犬と生きる』は、単なるペットとの日常を描いた本ではない。人生の後半戦を生きる著者が、愛犬との関係を通じて人間の本質や生きることの意味を探る、深みのあるエッセイ集となっている。ペット好きはもちろん、人生の転機を迎えた人や、日々の暮らしに新たな視点を求める人にもおすすめの一冊だ。
1,980円(税込)で発売される本書は、すでに多くの読者の期待を集めている。パリの空の下で紡がれた、人間と犬の温かな物語に、多くの人が心を動かされることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000471.000030125.html