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音で視る新次元アート!日本人初の快挙、evalaが世界的権威「冨田勲特別賞」を受賞

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報道発表
evala 撮影:冨田了平(プレスリリースより)

音楽とテクノロジーの融合が生み出す新たな芸術の形が、世界的な評価を受けた。サウンド・アーティストのevalaが、アルス・エレクトロニカ賞2025の「冨田勲特別賞」を受賞したのだ。この賞は、デジタル・ミュージックとサウンド・アート分野で革新的な作品を生み出したアーティストに贈られる権威ある賞で、日本人としては初の快挙となる。

受賞作品となったのは、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催される予定の企画展「evala 現われる場 消滅する像」のために制作された新作インスタレーション《ebb tide》だ。この作品は、音響空間内に身を置く体験そのものを提示し、鑑賞者のイマジネーションを刺激する。波打ったような形状の構造体に登って体験するという、ユニークな鑑賞スタイルも特徴的だ。

evalaは、既存の音楽の枠にとらわれない「空間的作曲」で知られる音楽家だ。彼の作品は、聴覚の潜在能力を引き出し、「耳で視る」という新しい体験を提供する。無響室から広大な庭園まで、様々な場所でのサウンド・インスタレーションを展開し、国際的に高い評価を得ている。

この受賞を記念して、ICCでは2025年8月8日から9月15日まで、evalaの過去作品《大きな耳をもったキツネ》と《Our Muse》を再展示する予定だ。これらの作品は、無響室という特殊な空間で体験する立体音響作品だ。京都府北部の自然音や沖縄の聖地の音を基に、独自の音響空間を創り出している。

音で視る、聴くだけでなく体感する。evalaの作品は、私たちの感覚の境界を押し広げ、新しい芸術体験の扉を開く。この機会に、革新的なサウンド・アートの世界に触れてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001188.000098811.html